うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

ホメオパシー

2010-08-26 | ヘルスケア
『日本学術会議は24日、最近広まっているとされる療法「ホメオパシー」について、「科学的に明確に否定されている。治療に使用することは厳に慎むべき行為」との金沢一郎会長(皇室医務主管)名の談話を発表した。』時事通信2010.8.24配信

ホメオパシーとは、簡単に言うと、健康な人間に投与すると、ある症状を起こす物質(鉱物や植物など)を、非常に希釈して飲ませる等して、病気を予防、治癒させようとする療法で、日本統合医療学会のサイトでは、関連学会と表記されています。

また、インドでは国家資格として認められている療法で、イギリスでも人気の代替医療です。

しかし、数多くの科学者がホメオパシーに批判的で、2004年ドイツで公的保険適用例外を除き除外、2005年スイスでも公的保険適用除外となったと言う情報も。(wikipedia)

かつて、私のクライアント様が、ホメオパシーに通っておられたが、好意的な発言はなかったと記憶しています。

さて、プラシーボ(疑似薬)でも、そこそこの割合で病気は治癒します。
だから、何でも『信じれば救われる』わけで、医学的、科学的には効果がなくても、症状が治まるのは不思議な事でもなんでもない。

そう考えると、民間療法の多くは、中立の立場の研究機関がエヴィデンスを集めて有効性を確かめなくてはならないが、多くは商売ありきの自己アピールのための研究が多く、有効性が誇張されている場合も多いものです。

利害で研究結果が変わるのなら、一般の人は何を信じたら良いだろう?

15年以上様々な代替補完医療を学び経験してきましたが、クライアント様に適確な情報をお伝えするためには、自ら中立な立場に身を置く方が良いのではなかろうかと、考えてしまうニュースでした。

yamabech@MAYURA