うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

愛憎 Yoga Sutoras of PatanJali Chapter2-7,2-8

2011-07-03 | Yoga
2-7 SUKHANUSAYI RAGAH.

快楽はラーガ(執着、愛欲)を生じさせる。

2-8 DUHKHANUSAYI DVESHAH.

苦悩はドゥヴェーシャ(増悪)を生じさせる。

NHK大河ドラマ『江』で描かれた、秀吉が利休に切腹を命じた時の心境は、この2節で表せるのかも知れません。

愛着が高じた末、離れて行く利休に対し、増悪の心が増幅した秀吉。

人間の心は、常に対立した感情で行ったり来たりするもの。

「sukha スッカ」と「duHkha ドゥフカ」。
「raagaH ラーガ」と「dveSa ドヴェーシャ」。

Yogaの哲学では、そんな対立した心の動きを滅すべきと言うのです。

ただ、秀吉と利休は、そんな単純な論理ではなかったように、私は思えます。
なぜならば、死なずに済む道は残されてたのですから。
何か、別の次元で物ごとを観ていたようにも思えるのです。

ともかく、快楽も過ぎると苦悩を生むと言うことです。

Shudhananda @MAYURA






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