空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

DVD 「悪の法則」

2014-08-04 | 映画
監督がリドリー・スコットだし、見てみようかなと思った。俳優もいいみたいで楽しみにしていたが、悪は悪でも全く汚れきった社会悪のどん底あたりの話で少し辟易した。

ちょっと欲を出した弁護士が、仕事柄知るようになった儲け話に足を突っ込み、破綻する話だった。
大金になると言う麻薬取引に加担すれば、うまく行っても行かなくても身の破滅だが、覚悟が浅かった。
取引と言うのは相手もあるし運び屋も居る。そううまく行くものではない。秘密などどこからでも漏れる、結局、そういったシンジケートに知られ、途端に手を組んだつもりの仲間は逃げてしまう。

頼っていったギャング社会のボスが、悪の哲学のようなものを話すが、悪にもそれなりの哲学がありルールがあるということ。
そんな事を聞かされても後の祭りで、浮かぶつもりがごみのように処理されてしまう。行く末の悲惨な、それでも、生きていくには甘い汁だけではない、強靭な精神力と智恵と、抜け目なさがいる、と言うことで、暗い救いのない、何も得るところのない映画の世界だった。

画面も無意味に残虐なシーンが多く、それが何かを主張しているわけではない、映像に自信のある監督で重厚な映画を作る人だと思っていたが、空回りをしたようだ。


後は気楽に、「スタートレック」を見よう。これはちょっと楽しみ ♪




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