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Cape Fear、in JAPAN

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映画監督別10傑(47)市川崑

2019-04-24 00:10:00 | コラム
~市川崑のキャリア10傑~

崑さんの三大キーワードといえば、(くわえ)煙草、技巧派、そして最強の相棒・和田夏十(わだ・なっと)の存在。



妻であり盟友であり最大の理解者であり、才能溢れる脚本家でもあった夏十の存在はたいへん大きく、彼女の存在なくして市川崑の映画は語れないでしょう。

享年92歳、未だ多くの信奉者を持つ崑さんではあるけれども、そのうちの3割くらいは「本人より夏十が好き。」なのかもしれない・・・というのは、自分がそうだから。


(1)『炎上』(58)

三島の最高傑作『金閣寺』を映画化、主人公を市川雷蔵が熱演、友人役の仲代達矢も素晴らしく、ほんとうはカラーで観たかった大傑作。


※予告編が見つからなかったので、こちらで



(2)『おとうと』(60)



いわゆる「銀残し」という撮影・現像技術を発明した画期的な作品。

努めて日常に戻ろうとする岸恵子を捉えたラストが美しい。

(3)『ビルマの竪琴』(56)

セルフリメイクした85年版ではなく、やはりオリジナルのほうを推したい。

(4)『プーサン』(53)

怪優・伊藤雄之助の数少ない「主演作」として知られる。

人気の4コマ漫画を下敷きにした奇妙なコメディだが、60年前の東京の風景がじつに新鮮で何度も観たくなる快作。

(5)『野火』(59)

大岡昇平による戦争文学を忠実に映画化。

塚本晋也版と観比べてみることをおすすめしたい。

(6)『黒い十人の女』(61)

90年代の再評価も頷ける、洒落たブラック・サスペンス。

女優さんたち、楽しそうだな~。



(7)『病院坂の首縊りの家』(79)

横溝正史モノでひとつ選ぶとするならば、これ。

桜田淳子が、えれー怖かった。



(8)『東京オリンピック』(65)

あまりにも有名な記録映画。



こうなってくると、来年の五輪は誰に撮ってもらうのかと想像するのが楽しくなるね。

庵野監督とか面白いかもしれない。

(9)『犬神家の一族』(76)

日本映画史のなかで、あるいは最もよく知られたビジュアルイメージを誇る作品なのではないか。

物語そのものは、繰り返すが『病院坂』のほうがよく出来ているかと。

(10)『破戒』(62)

島崎藤村の代表作を映画化。

驚いたのは、原作を読んでいる若いひとが少なく、「被差別」のことは知っていても「丑松思想」が分からないこと。

それはよくない、せめて映画だけでもどうぞ。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(110)草笛光子』
コメント (1)
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