Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画監督別10傑(64)マイケル・マン

2019-11-05 00:10:00 | コラム
~マイケル・マンのキャリア10傑~

映画史上で、最も「名は体を表す」「名前負けしていない」監督だと思う。

だって、マンだぜマン!

「THE男」な映画を撮る監督の名前が、マンってあなた!

そんなマン御大も76歳、意外だなスコセッシと同年じゃないか!!


テレビドラマから映画の世界へ。

以来、ずっとずっと男の世界を描きつづけている。


マンちゃん、長生きしてもっともっと沢山の熱き物語を創ってください。


(1)『ヒート』(95)

追うパチーノと、逃げるデ・ニーロ。

同一フレームに収まることは「ほぼほぼない」けれど、タイトルのとおり熱いドラマが3時間つづき大満足。




(2)『ラスト・オブ・モヒカン』(92)

森のなかを駆け抜け、叫び、泣くデイ=ルイス様。

彼と恋に落ちるマデリーン・ストウがまた美しくて、あぁ映画を観たな! という感慨に浸れる。


(3)『インサイダー』(99)

大手タバコメーカーの不正を告発すべく、その「内部の男」とテレビプロデューサーが立ち上がる。

キャッチコピー「銃声のない、荘厳なる戦場へ」が最高に格好いい。




(4)『コラテラル』(2004)

大スター、トム・クルーズの別側面を引き出すことに成功している。

演じるトムちゃんも、なんかうれしそうだものね無慈悲にひとを殺すシーンとか。




(5)『アビエイター』(2004)

実業家ハワード・ヒューズを描くスコセッシ&レオの大作を、制作者としてサポート。

そうか、こんなつながりもあるのだなぁ、、、と驚いた。


(6)『ALI アリ』(2001)

モハメド・アリの、主に全盛期を描いた伝記映画。

演じるウィル・スミスも大熱演、充分に見応えがあるが、今度は「それ以前」のアリに焦点を絞ったものを創ってほしい。




(7)『マイアミ・バイス』(2006)

テレビドラマ演出家としての出世作を、自ら映画化。

スケールも大きくなったし悪くはないが、「あのノリ」も再現してほしかったかな。


(8)『刑事グラハム/凍りついた欲望』(86)

レクター三部作の1作目『レッド・ドラゴン』の最初の映画化。

再映画化された2002年版のほうが雰囲気はあるものの、こっちも悪くないよ地味だけど。。。


(9)『パブリック・エネミーズ』(2009)

実在した犯罪者デリンジャーを、ジョニー・デップが演じる。

しかし『ヒート』でみせたキレッキレなマン演出は影を潜め、アクション描写が「鈍い」ように感じた。

残念。




(10)『キングダム/見えざる敵』(2007)

制作のひとりとして参加。

サウジアラビアで発生した「外国人居住区爆破事件」にまつわるサスペンス。

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明日のコラムは・・・

『さすがに減りました』
コメント (1)
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