~ジョン・ランディスのキャリア10傑~
趣味の悪い表現になるけど・・・
「事故」で不調になった映画監督といえば、日本では井筒和幸、ハリウッドではジョン・ランディスの名前がいちばん最初に挙がる。
ともに撮影中に死者を出してしまった経験を持ち、責任を問われ裁判を経て、なんとか持ち堪えるものの不調にあえぎつづける…。
井筒さんは完全復活したものの、ランディスは「完全」とはいえないのかな。
現在69歳、コメディを得意とするひとなので、そんな過去を持つと「こころから笑えるもの」は創り難いのかもしれない。
(1)『大逆転』(83)
事故は、まさにこの年に起こった。
それは後述するとして、本作を観ると、じつにもったいない才能の持ち主だなぁと。
たった1ドルの賭け「人間、出世するのは血統か環境か」のために、エリート社員とホームレスが入れ替わる。
そのことを知った当事者ふたりによる復讐劇がテンポよく描かれ、誰もが楽しめる快作に仕上がっていた。
エディ・マーフィも好演しているが、それよかジェイミー・リー・カーティスがキュートで参ってしまう。
(2)『スリラー』(83)
マイケル・ジャクソンの「超特大」ヒット曲は、このPVの効果もあったのでしょう。
これまた同年に制作されているのだから、83年のランディスは天国と地獄を味わった、、、ということになる。
それでは、ノーカットでどうぞ。
(3)『アニマル・ハウス』(78)
大学内のクラブを舞台としたハチャメチャなコメディ。
物語というより、怪優ジョン・ベルーシのパフォーマンスを楽しむ映画かと。
(4)『サボテン・ブラザーズ』(86)
無声時代だったころに活躍した西部劇の俳優3人が、メキシコの小さな村で実際に用心棒になってしまうコメディ。
日本のドラマでも使用された「スリーアミーゴス」ということばは、この映画から。
(5)『ブルース・ブラザース』(80)
歌って踊る、ゴキゲンな痛快コメディ。
いちばん好きなナンバーは、やっぱりこれかなアレサ・フランクリン♪
(6)『トワイライトゾーン/超次元の体験』(83)
主演俳優のヴィック・モロー、子役2人を乗せたヘリコプターが墜落し、3人の命が失われてしまった。
オムニバス映画としての完成度はたいへん高い・・・からこそ、いろいろ悔やまれてならない。
(7)『星の王子 ニューヨークへ行く』(88)
エディ・マーフィが何役もこなしたコメディ。
いまになって、続編が制作されるとか??
(8)『狼男アメリカン』(81)
日本でもスマッシュヒットを記録した「ライト」ホラーであり、この成功から『スリラー』の演出家候補になった―とされているものの、最も評価すべきは特殊効果を担当したリック・ベイカーでしょう。
いま観ても、変身場面は迫力あります。
(9)『眠れぬ夜のために』(85)
事故後の復帰作。
沢山の映画関係者がカメオ出演―ジョナサン・デミ、クローネンバーグ、エイミー・ヘッカリング、ロジェ・ヴァディム、ドン・シーゲル―しているところは、やはり、ランディスを励まそうとしてのことか。
物語以上に、そこに感じ入ってしまう。。。
(10)『スパイ・ライク・アス』(85)
スパイを題材にしたコメディ。
主題歌はポール・マッカートニーが担当、
これまた映画関係者が多数カメオ出演していて、いちばん驚いたのはコーエン兄弟の兄ジョエルの運転手役だろうか。
それにしても。
主演のチェビー・チェイスって好きなのだけど、日本ではイマヒトツどころか無名なのよね残念!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『映画の顔~19年度総括(7)~』
趣味の悪い表現になるけど・・・
「事故」で不調になった映画監督といえば、日本では井筒和幸、ハリウッドではジョン・ランディスの名前がいちばん最初に挙がる。
ともに撮影中に死者を出してしまった経験を持ち、責任を問われ裁判を経て、なんとか持ち堪えるものの不調にあえぎつづける…。
井筒さんは完全復活したものの、ランディスは「完全」とはいえないのかな。
現在69歳、コメディを得意とするひとなので、そんな過去を持つと「こころから笑えるもの」は創り難いのかもしれない。
(1)『大逆転』(83)
事故は、まさにこの年に起こった。
それは後述するとして、本作を観ると、じつにもったいない才能の持ち主だなぁと。
たった1ドルの賭け「人間、出世するのは血統か環境か」のために、エリート社員とホームレスが入れ替わる。
そのことを知った当事者ふたりによる復讐劇がテンポよく描かれ、誰もが楽しめる快作に仕上がっていた。
エディ・マーフィも好演しているが、それよかジェイミー・リー・カーティスがキュートで参ってしまう。
(2)『スリラー』(83)
マイケル・ジャクソンの「超特大」ヒット曲は、このPVの効果もあったのでしょう。
これまた同年に制作されているのだから、83年のランディスは天国と地獄を味わった、、、ということになる。
それでは、ノーカットでどうぞ。
(3)『アニマル・ハウス』(78)
大学内のクラブを舞台としたハチャメチャなコメディ。
物語というより、怪優ジョン・ベルーシのパフォーマンスを楽しむ映画かと。
(4)『サボテン・ブラザーズ』(86)
無声時代だったころに活躍した西部劇の俳優3人が、メキシコの小さな村で実際に用心棒になってしまうコメディ。
日本のドラマでも使用された「スリーアミーゴス」ということばは、この映画から。
(5)『ブルース・ブラザース』(80)
歌って踊る、ゴキゲンな痛快コメディ。
いちばん好きなナンバーは、やっぱりこれかなアレサ・フランクリン♪
(6)『トワイライトゾーン/超次元の体験』(83)
主演俳優のヴィック・モロー、子役2人を乗せたヘリコプターが墜落し、3人の命が失われてしまった。
オムニバス映画としての完成度はたいへん高い・・・からこそ、いろいろ悔やまれてならない。
(7)『星の王子 ニューヨークへ行く』(88)
エディ・マーフィが何役もこなしたコメディ。
いまになって、続編が制作されるとか??
(8)『狼男アメリカン』(81)
日本でもスマッシュヒットを記録した「ライト」ホラーであり、この成功から『スリラー』の演出家候補になった―とされているものの、最も評価すべきは特殊効果を担当したリック・ベイカーでしょう。
いま観ても、変身場面は迫力あります。
(9)『眠れぬ夜のために』(85)
事故後の復帰作。
沢山の映画関係者がカメオ出演―ジョナサン・デミ、クローネンバーグ、エイミー・ヘッカリング、ロジェ・ヴァディム、ドン・シーゲル―しているところは、やはり、ランディスを励まそうとしてのことか。
物語以上に、そこに感じ入ってしまう。。。
(10)『スパイ・ライク・アス』(85)
スパイを題材にしたコメディ。
主題歌はポール・マッカートニーが担当、
これまた映画関係者が多数カメオ出演していて、いちばん驚いたのはコーエン兄弟の兄ジョエルの運転手役だろうか。
それにしても。
主演のチェビー・チェイスって好きなのだけど、日本ではイマヒトツどころか無名なのよね残念!
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明日のコラムは・・・
『映画の顔~19年度総括(7)~』