Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

きちんと叩こう ~19年度総括(8)~

2019-11-21 00:10:00 | コラム
本年度の総括、第8弾は「映画のワースト」。

ワーストだけを取り上げてヤンヤヤンヤいうのは趣味がいいとはいえないけれど、ダメなものはダメって、ちゃんといわないとね。

「〇〇が嫌いだから」という感情だけで判断せず、あれがダメだったこれがダメだったって、ちゃんと叩かないと。

自分は格闘技と同じスタンスで映画を捉えていて、一本の映画を撮ったというだけで、そのひとを無条件に尊敬します。

それが叶わなかったのが自分。なのだから。

リング/ケージにあがるファイター全員を尊敬しているのと同じこと。

それが大前提にあったうえで、敢えてダメ出ししますよと。

大晦日の欠場を発表した堀口を「逃げた」とか、RENAを「ごり推し・押し」だとかはいわないのと同様に、
三谷さんに対し「映画を撮るな、こっちへ来るな」とはいわない。

きちんとお金を払って新作を観にいって、身構えることなく対峙しているにもかかわらず一切笑えない、なぜなんだ三谷さん!? と自分はいっているわけなのですよ苦笑


(1)『記憶にございません!』

脚本が巧いはずなのに、けっこう行き当たりばったり。

世評が高いのも疑問で、それはひょっとしたらあれか、前作があまりにもズタボロだったので、ファンのひとはリハビリだと解釈したのだろうか。

何度でもいうが、映画を撮るときの三谷さんは「映画が好き過ぎる」が出過ぎていて、それが作劇の邪魔にまでなっている。浮足立っている、、、ように見えるのです。


(2)『スペシャルアクターズ』

上田監督、あきらかに気負い過ぎた。

前作『カメ止め』を引きずって撮っているため、自ら比較対象に甘んじてしまった感がある。

開き直って撮ってくれればよかったのに、新海監督のように。




(3)『麻雀放浪記 2020』

おおいなる野心に躓いた・・・っぽい。

チャランポランタンもも、ベッキーの熱演が気の毒に思った。




(4)『マチネの終わりに』

予告の時点で寒気がしたのはなぜだろう。

美男美女の恋愛アレルギーが「少々」あるのはたしかだが、キレイな映像を観ても「ちっともこころを動かされない」のは、この映画そのものに感情がないから。なのだと思う。




(5)『イソップの思うツボ』

タイトルは抜群。

しかし。
ベタな表現で恐縮だが、演出も演技も学芸会レベルだった。

上田監督は、がらりと作風を変えたほうがいいのではないかな。


(6)『チャイルドプレイ』

特殊技術の進歩と反比例するかのような、スッカスカの物語。




(7)『バースデー・ワンダーランド』

ごめん。

寝てしまった。

体調は万全だったので、自分に罪はない・・・よね?笑

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明日のコラムは・・・

『熊手、買いました。』
コメント
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