Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

先端を拝む快楽 ~RIZIN.40総評~

2023-01-02 02:48:22 | コラム
大晦日は例年どおり『RIZIN』を生観戦するため、さいたまスーパーアリーナへ。


例年どおり「ではない」ところがあるとするならば、それは地上波放送がないことに尽きる。

未練たらたらいっていても先には進めないわけだけれど、寂しいっちゃあ寂しい。
と同時に、視聴率を気にしなくてよかったからこその「ガチカード」連発だったともいえて・・・というのは、去年も語ったね。



で、総評いきます。

ベストKO
○元谷友貴 ホジェリオ・ボントリン●

ベストサブミッション…ストレートアームバー、、、なのだが、通常の腕の動かしかたと逆だったので、これで極まるのかと驚いた!!
○井上直樹 瀧澤謙太●


敢闘賞 キム・スーチョル

ベストバウト
●武田光司 ガシ・ラバダノフ○





後半メインの5試合、北米との対抗戦は日本が全敗。
そのことについてのweb記事が挙がると、「そら見たことか」「当然の結果」などのコメントで埋め尽くされた。

たしかに対抗戦の臨みかたとしては悔しがるのがスタンダード?な気がする。
それらについて評論家気取りで「日本は〇〇だから」と分析するのも一興といえば一興。

だ、けれれども。。。
自分、そういう気持ちがまったく起こらないのですよね。

国がどうこうよりも前に「競技としてのMMA」が大好きなので、その先端技術を拝む気持ちよさが「なによりも」勝っている。

MMAってMMAと呼ばれるようになったのも「ごく最近」のこと、映画の歴史に比べたら「はるかに」浅い。
いや、その源流までもを歴史に加えるとするならば、昔のコロシアム、プロレスも入るわけだし「かなり」深くはなるよ、
しかし「競技化」されて以降の歴史は、やっとこさ成人になった程度の浅さなんですよ。(だからプロレスと混同したままのひとも多く、MMAファンはその混同を心底嫌がり、また、プロレスファンは「プロレスをバカにするな、下に見るな」と怒りだす。両方とも好きなものは、頭をかいて苦笑する、、、みたいな現象が起こる!)

つまり技術は最終形態になる前であって、新しいものが続々と生まれてくるわけ。

それを発見、認識する面白さってあるなぁと。

もちろんヒイキのファイターは居る。
そのファイターが負ければ哀しい。
ヒイキにするファイター同士の対決では、胸がしめつけられる思いがする。

しかし一昨日の対抗戦に関しては、悔しさや哀しさよりも、間近で、進化をつづける技術や「MMA的思考」に触れることが出来て気持ちよくなり、はっきりいって勝敗などどうでもよくなったのでした。

結果、90点という高得点の興行になったと評価するのであります!!


※現場の空気を少しだけでも感じてもらえたら^^


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明日のコラムは・・・

『2023マスト映画はこれだ!』
コメント
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