Cape Fear、in JAPAN

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令和版・海外俳優列伝(48)エミリオ・エステヴェス

2023-01-12 00:10:00 | コラム
62年5月12日生まれ・60歳。
アメリカ出身。

パパはマーティン・シーン、弟は問題児チャーリー、


ついでにいえば妹レネ・エステヴェスもテレビを中心に活躍する俳優さん。

チャーリーがアレ過ぎるので、一家でいちばんマトモな人格を有している気がします(^^;)(^^;)

俳優としても素晴らしいのですが、個人的には演出センスに長けていると思うので、監督作をもっともっと観たいのですよね。

この映画も、群像劇をよくまとめあげていました^^



<経歴>

元嫁に、歌手のポーラ・アブドゥル。

映画俳優デビュー作は82年の『テックス』、
翌年の『アウトサイダー』(83)で注目を受け、
奇妙過ぎるSF『レポマン』(84)ののち、

『ブレックファスト・クラブ』(85)と『セント・エルモス・ファイアー』(85)に連続出演、ともに青春劇であったことから「ブラット・パック」の主要人物に位置づけられました。
ブラット・パックとは簡単にいえば、ロブ・ロウやアンドリュー・マッカーシー、デミ・ムーアやモリー・リングウォルドなどなどなどなど、

当時の「青春映画といえば、このひとたちでしょ!?」を「本人の自覚や許可はなく」識者やファンが「勝手に」まとめちゃったひとたちのことです。

しかしエミリオは一味ちがいました、
『地獄のデビルトラック』(86)を経た87年、『ウィズダム/夢のかけら』で監督業に初挑戦。

興行的に苦戦するも内容的には好評で、以降も・・・
弟と共演したコメディ『メン・アット・ワーク』(90)、


ロバート・ケネディの暗殺に焦点を当てた『ボビー』(2006)、
『星の旅人たち』(2010)、『パブリック 図書館の奇跡』(2018)などを演出し、映画監督としても着実にキャリアを伸ばしていったのでした。

出演作に戻ります。
コミカル要素とアクションがほどよくブレンドされた快作『張り込み』(87…93年に続編)、
ビリー・ザ・キッドを好演した『ヤングガン』(88)と『ヤングガン2』(90)、

※ジョン・ボン・ジョヴィによる主題歌も最高!


なぜかミック・ジャガーも出ている珍作『フリージャック』(92)、
少年アイスホッケーチームのキャプテンを務めることになった『飛べないアヒル』(92…94年に続編『D2 マイティ・ダック』、96年に3作目『D3 マイティ・ダックス 飛べないアヒル3』が制作された人気シリーズとなる)、
『ローデッド・ウェポン1』(93)などに出演。

『ミッション:インポッシブル』(96)にチョイ役?として出演していたのは、トム・クルーズと仲良しだったからだそうです。

21世紀に入ると俳優としては主にテレビ映画に出演、映画との関りはむしろ監督としてのほうで、それが前述したフィルモグラフィになります。

まだ60歳ですからね、いつかとんでもない傑作映画を演出してくれるような気がします^^

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(49)エリック・ストルツ』
コメント (2)
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