Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ムリヤリ「I MAX」はちがうぜよ

2023-02-03 00:10:00 | コラム
映画館で映画を観るという行為だけでテンションが上がる。

上がらないひとのほうが稀でしょう、
たとえその行為が「日常化」していようとも、365日欠かさず行けるひとなんて「ゼロ」にちかいんだもの、
ディズニーランドに行くよりかは「低い」とは思うが、そこには少なからずの「非日常化」があって、だからこそテンションも上がると。

デートなら、なおさらか。
1年以上公開を待っていた作品ならば、テンションも2倍か!

そして。
「I MAX」仕様で観るとするならば、やはりテンションも増し増しとなる。

専門的な用語を一切使わず、「I MAX」を解説すれば・・・

ばかでっかいスクリーン/ばかでっかい音量で、映画を楽しむことが出来るシステムあるいは作品を指す。

メジャーのシネコンの多くに、「I MAX」仕様のハコがあります。
料金設定は通常の200~1000円前後高い。
それでも不満が出ないくらいの設備が整っている。

上映作品は大作が多い。
まぁそうだよね、ミニシアターでかかるような地味な佳作じゃあ、、、まぁ観てみたい気もするけれど。

ここでかけられるべき映画は、やはり『トップガン マーヴェリック』(2022)とか、いま町田の劇場でかかっている『RRR』(2022)が相応しい。

条件はふたつ。

大作であること。

そして、ここが重要。
「I MAX」上映を前提として制作された映画であること。

ハコが空いているからと、ムリして「I MAX」上映することはない。

たとえば『ファンタジア2000』(2000)は、「I MAX」を前提として制作されている。


しかし昨年公開された『すずめの取り締まり』(2022)は、じつはそうでもなく。


ついでにいえば、『シン・ウルトラマン』(2022)だってそうで。

いや。
ちょっとばかりは意識して制作されたとは思いますよ。

でもね、『ファンタジア2000』とは向き合い具合がぜんぜんちがうのですよ。

そりゃ音の迫力は通常スクリーンとは桁違いでしょう。臨場感も比べものにならないほどだと思う。

けれどもマニアな視点でいえば、
スクリーンのサイズがぜんぜんちがうので、正方形のような「I MAX」スクリーンだと上下が省かれてしまう可能性が出てくる。

「それ用」に制作された『ファンタジア2000』とはちがって、新海誠監督は通常スクリーンを念頭に置いて『すずめの取り締まり』の映像を設計したはず。

アンノも同様、
それに、『シン・ウルトラマン』のスマホで撮られた映像を「I MAX」スクリーンで眺める「なんともいえない感」といったらなかったもの!!


維持費の問題も、あるとは思うけれど・・・
通常スクリーンでかけるべき映画なのに、空いているから「I MAX」でもどうぞ、、、という作品の場合は、特別料金は極力安くしてもらいたいよねぇ!!






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明日のコラムは・・・

『かーちゃんへ私信を。。。』
コメント
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