Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画系音楽系文学系あいうえお10選(30)

2024-11-23 00:10:00 | コラム
「か」から選択…「『河川』が印象的な作品」

ひっさしぶり?に、通常連載のリズムに戻ります^^

海なし県グンマーに生まれましたが、利根川や渡良瀬川など全国的に有名な河川なども多く、こっちに関しては「まあまあ」馴染みが深いです。

前に「海には恐怖心しかない」と記したかと思いますが、それは身近なものでなかったから。
河川はそんなこともないので、恐怖心はないですよ。

しかしまぁ、川だって無茶をすれば死んじゃうこともあるわけでね、昨今は豪雨なども多いし、やはり、自然には畏敬の念を抱くべきなのでしょう。。。


①音楽『イムジン河』(68)…ザ・フォーク・クルセダーズ

政治的背景でいろいろあったことは軽くしか知りませんけれども、シンプルによい曲だと思います。

このバージョンでいきましょうか^^



②小説『深い河』(93)…遠藤周作

遠藤先生、晩年の傑作。
様々な業を背負う5人の日本人たちがインド旅行のツアーに参加、聖なる河ガンジスに触れることで救済の光を受ける姿を描いた。

こちら文庫版の装丁と、


映画版のポスター。



③映画『リバー・ランズ・スルー・イット』(92)…ロバート・レッドフォード×ブラッド・ピット(トップ画像)

映画監督としても活躍する知性派レッドフォードが、かつての自分と重ね合わせるようにブラピを起用、フライフィッシングを背景とした人間ドラマを紡ぐ。

ハンサムに過ぎるブラピがすすんで汚れ役を演じたがる気持ちは分かる。
分かるが、この爽やかな笑顔に触れてしまうと、映画には清新なスターが必要なんだなと痛感させられる。


④漫画『詩歌川百景』(2019~)…吉田秋生

『海街diary』の作者による群像劇。

ゆっくり流れる時間や自然描写、このひとの持ち味を堪能出来る佳作かと。



⑤音楽『川の流れのように』(89)…美空ひばり×秋元康

みんな言及することだが・・・
ふだん「キミの瞳が~♪」みたいな女子高生ソングばっかり作っている(よい意味で。よい意味で!?(^^;) 秋元さんが本作を作ったことが信じられん!!

たまには、こういうバージョンで^^



⑥映画『泥の河』(81)… 小栗康平

大好き!

宮本輝の原作小説も傑作だが、モノクロームの映像と、身体を売る母親を演じた加賀まりこの怪演?により、小説以上に有名で高評価を得ている作品といえるでしょう。



⑦テレビドラマ『3年B組金八先生』(79~2011)…小山内美江子×武田鉄矢×TBS

足立区周辺を舞台としているので、「荒川土手」が第二の主人公のような存在に。



⑧音楽『万里の河』(80)…チャゲ&飛鳥

チャゲアスでいちばん好きかもしんない。




⑨映画『忍ぶ川』(72)

こちらは川といっても「忍ぶ川」と名付けられた料亭を背景とした物語。

原作は三浦哲郎による芥川賞受賞作、
ヒロインの志乃を演じた栗原小巻の魅力が全開!!



⑩テレビドラマ『ツイン・ピークス』(90~2017)…デヴィッド・リンチ×ABCテレビ

何度観ていても早送り出来ぬ魅惑のオープニングだが、
聖地巡礼に行ってみて強く思ったのは、どういうフィルターを通せば、あんなに怪しく美しい河川として表現出来るのかということ。

これぞリンチマジック!
そう、実際に見ると「どこにでもある、ごくフツーの、流れがゆるやかな川」でしかないのですよ!!


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明日のコラムは・・・

『映画系音楽系文学系あいうえお10選(31)』
コメント (4)
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