Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

俳優別10傑 海外「さ行」女優篇(5)

2017-04-25 00:10:00 | コラム
~シャロン・ストーンのキャリア10傑~

キャリア前期のイメージが強烈に過ぎ、未だ勝気なセクシー姉御、、、みたいに捉えられているけれど、そんなシャロンも59歳。

本人がヒロインではなく、ヒロインのママを演じることが多くなった・・・ものの、性的エネルギーは同年代の女優に比べたら2倍3倍はあるでしょう。
こんな評しかたは本人には不本意かもしれないけれど、映画好きの男子からすれば、それは、おおいなる褒めことばなんだよ。






(1)『カジノ』(95)

これでスコセッシ組の一員に。



デ・ニーロだけでなく、ジョー・ペシとのベッドシーンまであり。

個人的にはキャメロン・ディアスより悪くなかったと思うので、またスコセッシ使ってくれないかな。

(2)『クイック&デッド』(95)

早撃ちガンマンの世界に、紅一点。

監督サム・ライミのケレンもちょうどよく、誰にでも楽しめる映画として完成されている。

(3)『トータル・リコール』(90)

シュワ氏と共演したSF大作。

もうひとりのヒロインがぜんぜん魅力的じゃない(失礼!)ので、レオタードっぽい衣装を身にまとい格闘を展開するシャロンは、ほんとうに魅力的だった。



(4)『氷の微笑』(92)

ほとんどの日本人にとっては、これが最初のシャロン。

やっぱり最初が肝心だね。
(いろんな意味で)

(5)『イヤー・オブ・ザ・ガン』(91)

イタリアのテロ組織「赤い旅団」をモチーフに描く、硬派なアクション。



隠れた名作だと思う。

(6)『ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝』(85)

インディアナ・ジョーンズのシリーズに比べると見劣りするが、気軽に観ることの出来るアドベンチャー物としては充分に合格。

野暮ったさが、いいんだよ。

(7)『スペシャリスト』(94)

スライと共演、ベッドシーンが筋トレしているように見える。

グロリア・エステファンの主題歌が、いちばんよかった。




(8)『ラヴレース』(2013)

ポルノ女優、リンダ・ラヴレースの半生を描く。

若ければシャロンがリンダを演じていた可能性大、ただ21世紀の映画なので演じたのはアマンダ・セイフライド。
シャロンは、リンダの母親で厳格なカトリック信者を熱演。

(9)『ポリスアカデミー4 市民パトロール』(87)

そうなんだ、出ていたんだよ。

気づかなかったなぁ、公開時に観ていたのに。
いや気づかなかったのではなく、注目をしていなかったのか。

(10)『血と砂』(89)

シャロン人気が高まった90年代に入ってから、唐突に日本公開が決まった作品。

配給側はシャロンを売りにしていたが、じつは大人になったアナ・トレント(=73年『ミツバチのささやき』の子ども!)が最大の見どころだったりして。

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明日のコラムは・・・

『非映画監督のちから』
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ふるちんで階段

2017-04-24 10:05:27 | コラム
久し振りにうんちをもらした。

・・・どんな書き出しがいいかといろいろ考えたが、これに勝る一文を思いつかなかった笑


以下、その詳細。


金曜日―。

2月3日・4日・5日が誕生日、仲良し3人組による呑み会が開かれた。




グループ名? は、アクエリアス(水瓶座)。

昔のアルバイト先で知り合った女子ふたり。

同じ誕生日がふたりとか、あるいは、ふたりが1日ちがいというのは「あるある」かもしれないが、3人並んで、、、というのは、ちょいと珍しいでしょう。

そういう背景もあってか、モノスゴ楽しかった。
ここ数年で参加した呑み会で、いちばん盛り上がった。

結果、しこたま吞んだ。

大ジョッキ12のハイボール8、、、までは覚えているけれど、たぶん、そのあともけっこう呑んだ。

ふたりの地元で呑んだので、帰りは自分だけ電車を利用。

駅を出ると、すぐに24時間営業のマクドナルドがある。

あぁ新商品の「グランてりやき」が食べたい。

2個食べたい。ポテトもつけたい。

でも、ここで1500円を使ってしまうと、家までタクシーを利用出来ない。

自分は「吞む」うえに「喰う」男なので、割り勘なんてあり得ないし、そもそも相手は女子ふたりだし・・・ということで、会計時に多めに出したんだ。
でもいっちゃうと、「出し過ぎた」ので、帰りが余裕なくなってしまったと笑

結局、食欲に負けてマクドナルドへ。

酔っていて気分いいから、ポテトつまみながら歩いて帰ればいいじゃないかと。

駅から自宅まで、正常な状態の成人男子で徒歩20分。
でも酔拳状態だから、たぶん35分くらいかな。

案の定、途中で吐いた。

タイミング最悪なことに、ポテトすべて喰い終わった途端に吐いた。

あぁ喰ったばかりのポテトが!!


最寄りのコンビニも過ぎて、自宅まであと5分。

ここで便意をもよおしたのだった。

何遍も書いているとおり、便意をもよおしたら最後の男である。
尻が便座に接触してすぐに肛門が全開となり、踏ん張る必要がないくらいの柔らかいうんちが放出される―という体質なので、便意を拒絶する? ことなんて不可能、されるがままの43年を生きてきた。

だから、「あと5分、頑張れば」という発想さえ出てこなかった。

その日の格好はハーフパンツ。
というか、自分は1年中ハーフパンツ。

下着にハーフパンツ。
下着はお釈迦だとして、気に入りの迷彩ハーフパンツが無事でいてくれるかどうか・・・。

とはいえ安物だし。

身につけているもので高額なのは、封を開けたばかりのキューブリックTシャツと、気に入りのシルバーリングくらい。

処理する際? に手にうんちが付着したとしても、その前にリングを外せばいいし、Tシャツさえ汚れなければOKでしょう。


※画像は、JETLINKさんのサイトより…格好いいデザインありがとー!




ということで、歩きながら脱糞。

慣れたものである。


しかし・・・。

ここからが問題だ。

家ではハニーが待っている。
寝ているか起きているかは分からないが。

羞恥心ゼロのはずの自分だが、ほかのどんなことでも恥ずかしがらない自分であっても、クソ漏らしだけは内緒にしておきたい。

だから、ハニーの待つ5階へとつづく階段で、ハーフパンツを脱ぎ、うんちまみれの下着も脱いでしまった。

ふるちんで階段、43歳の男がね笑笑


・・・・・。


下着は丸めてバッグのなかへ。

さて、どうしたものか。

酔っているから、そのあとどうしたらいいか分からない。

深夜2時といっても東京である、ここで住人さんに出くわしたら、追い出される可能性もあるだろうな・・・。


・・・・・いかんいかん、眠たくなってきた。

うんちまみれのふるちん中年男が階段で眠っていたら、追い出されるだけでなく逮捕されるかもしれない。


ハーフパンツを穿く。

なんかヒンヤリするが、無視だ無視!

平静を装って「ただいま」をいおう。


ハニーが異変に気づくのに、30秒も要さなかった。

自分を見た10秒後には、「…なに? うんちくさいんだけど」といった。


満面の笑みを返し、「とりあえずシャワー浴びてくる」と返すことしか出来なかったよ。


ハニーの、蔑んだような眼差しが忘れられない。

だからこれからは、便意に対して少しくらいは対抗する気持ちを持とうと思う。


少しくらい、かよ!!!


※くだらない話の、お口直しに。

映画における階段の描写、それがゲージツにまで昇華したデ・パルマの映像マジックに酔いしれましょう。




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明日のコラムは・・・

『俳優別10傑 海外「さ行」女優篇(5)』
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にっぽん女優列伝(11)天海祐希

2017-04-23 00:10:00 | コラム
67年8月8日生まれ・49歳。
東京出身。

公式サイト

「理想の上司」を有名人から選ぶアンケートなどで、必ず上位にくる天海祐希(あまみ・ゆうき)さん、
同性からの支持が多いということでしょうか、それは納得ですし、自分も格好いいひとだなぁと思います。

自分が選ぶとなると・・・

ランバラル
高田延彦
姜尚中

・・・になります。(ひとり、二次元キャラが居ますけれど)


天海さんが映画の世界にやってきたのは90年代の後半、その宣伝のされかたは「鳴り物入り」ぽかったのですが、宝塚の世界に関して知識を持たない自分は、そんなにすごいひとなのか、、、と思ったものでした。

どちらかというとテレビドラマで代表作を持つ天海さん、敢えて映画の代表作を挙げるとするならば、たぶん誰も選ばないであろう『黒の天使vol.2』(99)を挙げます。



監督の石井隆が「やや迷走」していた時期に撮られた作品。
ではありますが、天海さん格好よかったし、雨の描写などに石井節が感じられて、ファンであれば楽しめる映画なんじゃないかと。

※少なくともvol.1(=主演・葉月里緒奈)より、ぜんぜんいいかな





<経歴>

身長170cm超、元宝塚歌劇団の月組トップスター。

85年、宝塚音楽学校に首席で入学。

へー!
学校に入学した時点で首席とかあるのかオドロキ!!

87年、第73期生として宝塚歌劇団に入団する。
同期に、姿月あさとなど。
(あ、このひとの名前は知っている!笑)

28歳で退団・・・ここまでのキャリアは、詳しいひとに聞いてくださいね汗汗


映画俳優デビュー作は、96年の『クリスマス黙示録』。
日米合作のサスペンスでしたが、はっきりいって、物語はぜんぜん覚えていません。

芥川龍之介の『藪の中』を新たな解釈で映画化した『MISTY』(97)、
『必殺! 三味線屋・勇次』(99)、『残侠』(99)、
『狗神』(2001)、『連弾』(2001)、『柔らかな頬』(2001)、
紫式部役を吉永小百合、清少納言を森光子、光源氏を天海さんが演じた大作『千年の恋 ひかる源氏物語』(2001)、
『突入せよ! あさま山荘事件』(2002)、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)、『いぬのえいが』(2005)、『バッテリー』(2007)、『サウスバウンド』(2007)、『ザ・マジックアワー』(2008)、『ゼラチンシルバーLOVE』(2009)、『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』(2009)、『アマルフィ 女神の報酬』(2009)、『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009)。

このようにコンスタントに映画出演をつづけてはいますが、これがベスト! というのは、なかなか。

前述したようにテレビドラマでは当たり役をものにしており、とくに2005年の『女王の教室』(日本テレビ)は評価が高いですよね。


最近作は、『清須会議』(2013)、『恋妻家宮本』(2017)、そして現在公開中の『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(2017)。


『羊たちの沈黙』(91)のクラリス(ジョディ・フォスター)みたいなキャラクター、絶対に似合うと思うんです。

ああいう映画が、出来ればいいですよね。


次回のにっぽん女優列伝は、綾瀬はるかさんから。

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明日のコラムは・・・

『ふるちんで階段』
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にっぽん女優列伝(10)安達祐実

2017-04-22 00:10:00 | コラム
81年9月14日生まれ・35歳。
東京出身。

公式プロフィール


「最近、シースルー着たり、『上から81・59・80です』と聞かれてもないのに答えたり、女としての自分をアピールしていっている」

尊敬する松尾スズキがそう書いたことがあるので、安達祐実(あだち・ゆみ)さんがいつスリーサイズを告白したのか調べましたが、分かりませんでした。

でもたしかに、20歳前後あたりから急に「おんな」を出してきたなぁ、、、と思います。



と同時にママまでも目立ってきたのは想定外でしたが笑、

子役として優等生に過ぎると、その成長過程で葛藤が生まれるのでしょう。

その気持ちも、なんとなくは分かりますが、小さいころからの活躍を知っていて、なおかつ童顔ですからね、受け手のほうがその準備が出来ていないというか。

10代後半から巨乳化していったドリュー・バリモアとかであれば、エロス路線へのシフトチェンジも自然なのですけれどね。





<経歴>

実母はタレントの安達有里、



元夫はスピードワゴンのハンバーグ師匠・笑。



スピードワゴンのネタは「それほど…」ですし、相方のキャラクター性にも飽きてきましたが、なぜか師匠のキャラクター設定だけは大好きで、いつ観ても笑ってしまいます。


1歳にも満たぬころから子育て雑誌のモデルを務めていたため、芸能界の同期というとウッチャンナンチャンになるのだそうです。

映画俳優デビュー作は、93年の『REX 恐竜物語』。

しかし公開直後、監督の角川春樹がコカイン密輸の容疑で逮捕されてしまい、映画は打ち切りに。

モノスゴつまらない作品でしたが、祐実ちゃんは気の毒でした。

翌年、日本テレビのドラマ『家なき子』が高視聴率(最高で37.2%)を記録し人気子役となる。

中島みゆきによる主題歌『空と君のあいだに』も印象に残りますね。

同年に映画版も公開され、キャリアは順調のように思われましたが・・・

この年の暮れ、日本テレビに郵送された「安達祐実」宛の郵便物が爆発、3人が怪我を負う事件が起こりました。

未だ犯人の分からぬ未解決事件であり、角川監督の件といい、祐実ちゃんは本人が起こした問題ではないことで躓くことの多い不運なひとでもあるなぁと。


『お墓がない!』(98)、『LOFT ロフト』(2006)、『幼獣マメシバ』(2009)。

映画の世界では結果を残しているとはいい難い祐実ちゃんが、賭けに出た作品が2014年の『花宵道中』。

頑張っていると思います、友近も含めて。
でも俳優陣ではなく監督に「若干の」迷いが見られ、つまらなくはないのだけれど惜しいな・・・という創りになってしまっています。

そのほかの作品に、『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』(2015)や『王妃の館』(2015)など。

最新作は、来月公開の『TOKYO DECIBELS』。


「その路線」でいくのであれば応援しますし、頑張ってほしいですけど、もう立派なママですから、それはないかな。

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明日のコラムは・・・

3連続でいきます、
『にっぽん女優列伝(11)天海祐希』
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にっぽん女優列伝(9)麻生祐未

2017-04-21 00:10:00 | コラム
63年8月15日生まれ・53歳。
大阪出身。

公式プロフィール


「商売女しか抱かないっていうんだったら、あたし、商売女になる!」

骨壺を抱いて・・・
「あったかい。布田(旦那)が、あったかい」

自分の師匠・荒井晴彦が脚本を担当したというのもあって、個人的には世評以上に高く評価している『絆 ―きずな―』(98)。



荒井さんは男よりも女を描くのに長けていて、布田今日子を演じた麻生祐未(あそう・ゆみ)さんの台詞は、みんないいな、グッとくるなぁと。

本作が、自分が選出する麻生さんの最高傑作。

グラビアをやったり『オールナイトフジ』(フジテレビ)の司会を務めたりした時期を「ぎりぎり」知っているので、こんなに艶っぽいキャラクターを演じられるのか、、、と驚いたものです。


※そうそう、『V』のCMキャラクターでもありました





<経歴>

歌手の奥村チヨは叔母。

青山学院大学・文学部英米文学科卒業。

大学在学中の83年、『あいつとララバイ』で映画俳優デビューを飾る。
このころの芸名は樹由美子、麻生祐未に改名したのは翌年のことでした。

85年、カネボウ水着キャンペーンガールに選ばれる。
この4年後に同キャンギャルを務めたのが、鈴木京香です。


『コミック雑誌なんかいらない!』(86)、『極道渡世の素敵な面々』(88)、『課長島耕作』(92)、
テレビドラマでは『男女7人秋物語』(87、TBS)で貞九郎(片岡鶴太郎)と恋仲になる工藤波子役を好演、
順調にキャリアを築いていきますが、90年代なかばに米国留学を決意、しばらく芸能活動を休止します。


映画ファンとして、久し振りに麻生さんをスクリーンで観たのは『鉄塔武蔵野線』(97)でした。

以降は映画・テレビの双方で活躍、ふつうに喋っているだけなのに「ちょっと泣いている感じ」に聞こえる独特な声色は、どちらかというと映画向きのように思いますね。

『女刑事RIKO』(98)の 『聖母の深き淵』と『女神の永遠』、
『スイート・スイート・ゴースト』(2000)、『ROCKERS』(2003)、『パビリオン山椒魚』(2006)、『大奥』(2006)、『恋空』(2007)、『まぼろしの邪馬台国』(2008)、『三十九枚の年賀状』(2008)、
『心中天使』(2011)、『それでも花は咲いていく』(2011)、『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』(2011)、『僕等がいた』(2012)、『初夜と蓮根』(2012)、『今日、恋をはじめます』(2012)、『くちづけ』(2013)、『麦子さんと』(2013)、『悼む人』(2015)、
そして最新作は、『キセキ ―あの日のソビト―』(2017)。

GReeeeNのヒット曲『キセキ』をモチーフとした物語、なのですが、なにがビックリしたって、劇場がほぼ満席だったこと。

あぁ、みんなこの曲が好きなのか・・・と思いました。

そのことが印象的に過ぎて、物語、あんまり覚えていないのですけれどね汗汗

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(10)安達祐実』
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