Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(123)小泉今日子

2019-06-20 00:10:00 | コラム
66年2月4日生まれ・53歳。
神奈川出身。

公式プロフィール

キョンキョンこと小泉今日子(こいずみ・きょうこ)さんは、自分と同じ誕生日。
(ほかに、時任三郎、南海キャンディーズしずちゃん、ジョージ・A・ロメロなど)

ただそれだけのことで、なにがあっても応援しようと決めています。

単純?

でも、そんなものでしょうヒトって。

だから豊原功補との不倫を公表して顰蹙を買おうが、自分にとってはどうでもいいこと。

ただ、ほぼすべてのアイドルを「エロ」の視点で捉える自分にあって、キョンキョンにだけは下半身が疼きませんでした。

不思議ですね、美人ですし、出るとこ出てる? し、グラビアもやっていたのに。


※歌手としてのキョンキョンから1曲、となれば即答でこれ…作詞作曲はアルフィー高見沢さん。天才だな! って思った。



<経歴>

元旦那は、俳優の永瀬正敏。
離婚後も共演しているところが、なんというか(お互い)俳優さんっぽくてよいですね。

いわゆる「花の82年組」(堀ちえみ、石川秀美、松本伊代、早見優、中森明菜など)のひとり。

オーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ)で合格し、82年に『私の16才』で歌手デビューを果たす。

アイドル歌手としては、『渚のはいから人魚』や『なんてったってアイドル』などの大ヒット曲を持つ。
また、『少女に何が起ったか』(85・TBS)や『パパとなっちゃん』(91・TBS)、最近では…って、もう最近でもありませんが『あまちゃん』(2013・NHK)などでたしかな演技力を披露し、俳優としても一定の評価を得ています。

ここからは、映画キャリアについて。

映画俳優デビュー作は、先日鬼籍に入ったロッケンローラー内田裕也が主演した『十階のモスキート』(83)。

ゲスト出演のような扱いでしたが、制作~公開のあいだにキョンキョンがどんどん有名になっていったため、ある意味でロッケンローラーよりも目立っていますね。

人気漫画を映画化した『生徒諸君!』(84)で初主演、




しかし『ボクの女に手を出すな』(86)や『快盗ルビイ』(88)のころはまだ、映画俳優というよりもアイドルが映画に出演してみました♪ みたいなノリではありました。


『稲村ジェーン』(90)、『超少女REIKO』(91)、『病は気から 病院へ行こう2』(92)、『虹をつかむ男・南国奮斗篇』(97)。

98年、『踊る大捜査線 THE MOVIE』で日本版・女版レクターのようなキャラクターを演じる。

作品の出来は置いておいて、演技そのものは悪くなかったですね。
(2010年の『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』に再出演していますが、これに関してはノーコメントで。だって、あまりにもひどいので笑)


俳優として「お!」と思ったのは、2001年の『風花』から。
相米慎二の遺作として有名ですが、共演した浅野忠信と息もぴったりで、大人のおんなをしっとりと演じ切っています。

『陰陽師』(2001)、『青い春』(2002)、『ロッカーズ ROCKERS』(2003)、

度々やらかす? 監督ではあるものの、演出には見るべきところの多い豊田利晃監督作『空中庭園』(2005)、



『雪に願うこと』(2006)、『涙そうそう』(2006)、『映画監督って何だ!』(2006)、『さくらん』(2007)、『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(2007)、『やじきた道中 てれすこ』(2007)、『転々』(2007)、『グーグーだって猫である』(2008)、

そしておそらく、現時点における代表作であろう黒沢清監督作『トウキョウソナタ』(2008)。




『マザーウォーター』(2010)、『毎日かあさん』(2011)、『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(2013)、『リアル~完全なる首長竜の日~』(2013)、『ふきげんな過去』(2016)、『散歩する侵略者』(2017)、『食べる女』(2018)。


2018年―。
バーニングプロダクションから独立し、自身が立ち上げた制作会社「明後日」で主にプロデュース業に携わることを発表。

そんな流れで報じられたのが、豊原功補との関係というわけです。


いろいろありますよ、そりゃ。
なにがあっても応援しますよ、キョンキョンさん!!

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(124)国生さゆり』
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にっぽん女優列伝(122)小池栄子

2019-06-19 00:10:00 | コラム
80年11月20日生まれ・38歳。
東京出身。

公式プロフィール

そもそも巨乳に「そこまでの魅力」を感じない自分、
顔の好みでいったら断然MEGUMIのほうなのですが、小池栄子(こいけ・えいこ)さんは総合格闘技の興行『PRIDE』を女子の視点から盛り上げた立役者ですし、



実際に格闘家と結婚したわけで、



しかもタレントとしての能力はグラビア出身のなかで頭ひとつ抜きんでており、
所属していたイエローキャブの野田義治代表にも文句をいえる度胸もあって、たいしたひとだなぁ! と好感を抱いていました。

<経歴>

旦那は、プロレスラー・格闘家の坂田亘。

和洋九段女子中学校・高等学校卒業。
(すんごく意外でした)

社長にスカウトされ、巨乳タレントを中心に集めるイエローキャブに所属する。

当時のキャッチフレーズは「宇宙一のメロンパイ」、グラビア狂いの自分はそのころから彼女を認識していましたが、正直ピンときていませんでした。

自分は、小倉優子に代表される「ロリロリ系」グラビアに夢中でしたからね。

「お!」と思ったのは、『PRIDE』のメインキャスターを務め始めた2002年から。
地上波格闘技といえば、藤原紀香をはじめとして、ワカパイや現在はおのののかなど数多くのグラビア系がキャスターを担当していますが、本気で格闘技と対峙していたのは小池さんだけ、、、だったような気がします。

当時は絶叫などが耳障りだと批判を受けましたが、寝技師ノゲイラが好きだなんて、なかなか見どころがあるじゃないですか。
ふつうはヒョードルやミルコ推しになると思いますもの。


さて長々と映画以外のキャリアを綴ってきましたが、ここからは映画オンリーで。

実質的な映画俳優デビュー作は、2000年の『狂弾II アジア暴力地帯』。
清水宏次朗が主演するアクションですが、まぁお飾り的な出演でしたね。

以降も・・・
『man-hole』(2001)、『サムライガール21』(2002)、『模倣犯』(2002)、『恋愛寫眞』(2003)、『2LDK』(2003)、『犬猫』(2004)、『下妻物語』(2004)、『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005)、『男はソレを我慢できない』(2006)・・・と出演作は途絶えませんが、作品の出来はどうあれ小池さんはパッとしません。

しかし2008年、『接吻』で凶悪犯(豊川悦司)にシンパシーを抱く孤独な女を熱演し女優開眼、



見事でしたよほんとうに、驚きましたもの。


『パコと魔法の絵本』(2008)、『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』(2009)、『20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗』(2009)、
『わたし出すわ』(2009)、『パーマネント野ばら』(2010)、『人間失格』(2010)、

本谷有希子の戯曲を映画化した『乱暴と待機』(2010)でも好演、



もうこのあたりで自分は、タレントさんではなく俳優として捉えるようになりましたね、本人もそのつもりらしいですが。


『八日目の蝉』(2011)、『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(2011)、『LIAR GAME ―再生―』(2012)、『ペンギン夫婦の作りかた』(2012)、『北のカナリアたち』(2012)、『グッモーエビアン!』(2012)、『草原の椅子』(2013)、『許されざる者』(2013)、『ふしぎな岬の物語』(2014)、『エイプリルフールズ』(2015)、『人生の約束』(2016)、『テラフォーマーズ』(2016)、『彼らが本気で編むときは、』(2017)、『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017)、『パーフェクト・レボリューション』(2017)、『空飛ぶタイヤ』(2018)、そして最新作は『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018)。

一本の映画がキャリアを変えてしまうものなんですよね、
不思議なことに、2010年代の映画は、作品の出来はどうあれ小池さんの演技はどれも素晴らしい・・・と、数行前とは真逆の評価をしてしまうのですから。

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明日のコラムは・・・

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The Fugitive

2019-06-18 03:36:38 | コラム
完全なる夜行性であるからして、なにをするにも基本は夜。

原稿を書くのはもちろん、いまメインでやっているホテルの仕事も深夜、休日におこなう部屋の掃除だって(階下への騒音を配慮しながら)真夜中だし、自慰にしたって0時を過ぎないと気分が乗ら? ない。

というわけで、自転車のメンテナンスでさえ午前3時ころおこなう。

駐車場の照明、けっこう強いからね。

とはいえ見た感じ、すごく怪しい。

ゆえに近隣住民さんは一瞬ギョッとするのだが、ただチャリのまわりに置かれている工具が本格的過ぎる? ため、それを見て逆に安心するらしい。

コイツは物盗りではないようだ、、、と。


先日も午前3時ころ、そんな感じでメンテナンスしていたんだ。

いたらば、何者かが、でっかいダンボールを抱えてこっちに向かってきた。

男は、自分の居る20mほど先のゴミ捨て場にダンボールを放った。

けっこう鈍い音がした。

一息つく男、顔を見上げて、おそらくそのとき、はじめて自分の存在に気づいた。

すると踵を返し、急に走り始めた。

!!!

たぶん不法投棄だろう、自分はメンテナンス中のチャリに飛び乗って走り始める。

まず放られたダンボールを確認してみると、なかには大型の液晶テレビが入っていた。

なるほどね、
男はA街道方向に走り去ったと思われる、少し追跡してみようか。

と思ってスピードを上げたが、すぐに無灯火であることに気づく。

メンテナンス中のため、ライトを外していたのだった。

A街道は24時間パトカーが往来しているからなぁ、悪いヤツを追っかけているつもりの自分が警官に止められちゃう可能性もある、

正直いって面倒くさくなり、駐車場に戻ることにした。


真夜中こっそり捨てにきて、バレて逃走するくらいなら、数百円で済むのだから粗大ごみ申請のシールを買えばいいのに。

・・・と思うほどに、この一画は不法投棄が多いのだよな~。





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Admission

2019-06-17 00:10:00 | コラム
ここ数日、地上波放送には乗らないけれど、ファンにとっては大事な格闘技興行がいくつも開催されている。

ヒイキの2選手、
彼女が10代だったころから注目し何度か取材もしてきたRENAは失神負け、



わが群馬の誇り・堀口恭司は判定勝ちにより二団体の王者となった。




とりあえず、どちらにもおつかれさん、、、といってあげたい。

とくにRENAに対する世間の目というかネットの目は手厳しく、高梨沙羅ちゃんに対するバッシングと似たような怖さを感じる。

勝ったら「プロテクトされている」、
負けたら「その程度の実力、井の中の蛙なんだよ」みたいなモノイイ。

勝っても負けてもナンヤカンヤいうって、なんだろうね。どうしろというのだろう。

彼女に2度勝った浅倉カンナも、先日の山本美憂戦で敗北した際「天心と付き合って、女になったから練習に身が入らないんだろう」みたいなコメントがあった、



沙羅ちゃんも化粧に凝るようになったらナンヤカンヤいわれたでしょ、RENAも友達とのランチをアップしただけで「遊んでるから勝てない」ときたもんだ。

コーチなのか、オメーは? ってね。

その競技が好きで、ファイターのことを尊敬していたら、まずこんなコメントはジョークだとしても出来ない。

じゃあ通りすがりの人気者を嫌うアホタレかというと、格闘技掲示板をウロウロしているから通りすがりでもなさそう。
格闘技をよく観るのに、こんなことが書けるのだ。

(RENAや沙羅ちゃんに)親族がなにかされたのか? とか思ってしまう。


そしてRENAは、入場時のパフォーマンスでさえ批判されている。

歌って入場なんてアイドル気どりかよ!! みたいな。

あれで自分をアゲているんでしょ、彼女はあの歌を入場曲にしてからずっとそうしてきたのだから。

そんなこといったら、須藤元気はどうなる?




RENAとも戦ったアンディなんて、マイケルダンスしてたぞ。




敗戦後、RENAは「わたし、MMAに向いてないわ」と呟く。

その当日のTwitterだからね、話は半分に聞いていたほうがいいとは思うけれど、まずはおつかれさまのヒトコトでしょう、
反省は本人と指導陣のあいだで展開されるはず、勝っても負けても「ほぼ判定なし」の面白い試合をするRENAにかけるべきは、罵倒よりも労いのことばこそ相応しい。

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『The Fugitive』
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DATE CINEMA

2019-06-16 00:10:00 | コラム
基本、映画はひとりで観る。

観終えたあとに誰かと語り合いたくなる映画もあるけれど、100%集中するためにはひとりで観る必要がある。

とくに女子と観てしまった場合などは、どうしてもヨコシマな感情が生まれてしまい、スクリーンと対峙出来なくなってしまう。

ふっ。

童貞かよ! ってね。

でも実際に集中出来ないのだからしょうがない、だから初見の映画は期待値が高ければ高いほどひとりで観るようにしている。


通算で何百本、もう千単位いっているのかな、それはまだか、劇場だと限度があるからね。
それでも1000本観たとして、女子と観にいった―つまりデートコースとして映画を選んだ回数は1割にも満たない。

0.1%くらいかもしれない。


というわけできょうは、自分の少ない「映画デート」の経験から、とくに想い出に残っている5ケースを挙げてみよう。


(1)『フィールド・オブ・ドリームス』(89)

生まれて初めてのデートに選んだ映画。

彼女はピンときていなかったようだが、自分はえらく感動した。




(2)『インビジブル』(2000)

専門学校の同級生と。

彼女がきゃーきゃー騒いでくれる子なので、とても楽しめた笑




(3)『マルホランド・ドライブ』(2001)

初見はひとり鑑賞。

公開終了までに8回ほど観にいって、うち1回を意中の女子と。

しかし、そういう日に限って腹の調子が悪く、ずっとお腹が鳴っていたのであった涙


(4)『未来は今』(94)

大晦日に、女子ふたりと自分で。

モテモテじゃないか。


これが、映像のダイナミズムってやつですよ!

これがいわゆる、モンタージュの威力ってやつですよ!!




(5)『愛のコリーダ2000』(2000)

「ひとりで観にいけないから、一緒に行ってほしい」と友人に頼まれてオオシマ産の真性ポルノを。

このくらいの描写がある映画は、逆にひとりで行ったほうが落ち着くのではないかしら?



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