Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(436)

2022-11-15 00:10:00 | コラム
やくぶ「つ」→「つ」りー

自分にとってのクリスマスは・・・

①チキンを(吐くほど)喰らうこと
②ケーキを(ホールごと)喰らうこと
③酒を(浴びるように)呑むこと

・・・であるからして、クリスマスツリーで云々、、、みたいな発想に行かない。

街で見かけて「見事だなぁ」と思うことはあるけれどね、ガキのころに「ウチにほしい!」とねだったことはないし、そこはノリの悪い自分なのでした。

とかいって。

多摩センターのイルミネーションは、毎年拝みに行くんだけどね(^^;)

でもアレは、ツリーを見に行っているというより、光を浴びに行っているんだよね!!



以下、クリスマスツリーが出てくる映画5選。
ツリー先端に星を冠するところなどの由来は、ウィキを参照してください。


『グレムリン』(84)

この映画のママ、ほんとうによく頑張った^^



『グッドフェローズ』(90)

「店でいちばんのツリー、買ってきたぞ!!」

たしかに高そう^^



『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』(89)

いわゆる「隠れた名作」か。

日本ではあまりヒット作のないチェビー・チェイス主演のコメディだが、
脚本は名手ジョン・ヒューズ、音楽はリンチ映画のバタラメンティ、娘役にジュリエット・ルイスだもの!!



『エルフ ~サンタの国からやってきた~』(2003…トップ画像)

柄ではない、、、とは思いつつ、ズーイー・デシャネル目当てで観てみたら意外とよかった(^^;)


『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』(2017)

真ん中に発表されている作品を「すべて」すっ飛ばして、ガキのころにテレビで観て以来のムーミン作品になった。


設定もキャラ造形もすべて忘れているので、新鮮だったなぁ!!


※ちょいと文字数が少なめの原稿なので、最も好きなクリスマスのCMを。
最後のワンちゃんが、ちゃんとチューバッカしているのが最高^^



次回のしりとりは・・・
つ「りー」→「りー」とんぷそん。

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明日のコラムは・・・

『2022回顧:特別編 ワースト映画を語る』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(435)

2022-11-14 00:10:00 | コラム
がしゅういんたつ「や」→「や」くぶつ

マーシーが(何度目かの)出所を果たした。

(ファンと)結婚したというし、今度こそは…と思うけれど、三田佳子さんの息子の件もあるしね、大丈夫なんかな??とは思う。

薬物の恐ろしさは、マーシーのインタビューに触れれば分かる。

文で読むのではなく、映像で。
その内容でなく、マーシーの活舌とかでね。

弁が立つことで出てきたひとが、なにをどうすれば「ああなって」しまうのか。

才能の枯渇というのもあるだろうし老化現象というのも関係しているのだろうが、あんなに劇的には「落ちない・堕ちない」はずだもの、やっぱり薬物のせいなんだよ。


妙な表現になるけれど、昔っから「映画と薬物」は相性がよい。

以下、薬物が関わった映画の「超厳選した」5本を。


『ブロウ』(2001)

原題Blowは、薬物の俗語。
実在したディーラー、ジョージ・ユングの半生をジョニー・デップが演じた傑作。

すべてを手に入れるが、すべてを失うのもまた早かった…。

最後がほんとうに切ない。



『トラフィック』(2000)

公開時のキャッチコピーは、「闘わなければ、呑み込まれる」。


売るヤツが居るから買うヤツも居る。
のか、
買うヤツが居るから売るヤツも居る。
のか。

この世を生き抜くのって、こんなに大変なことなのか!!


『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)

これ1本で、けっこう多くのひとを救えるかもしれない―という、救いのない物語。




『シャブ極道』(96)

「ド」ストレート過ぎるタイトルで、映倫と揉めに揉めた役所広司主演作。

こんな風に生きられるひと以外は、手を出しちゃいけないものなんだよな~。

スイカに塩、、、でなく、シャブだよ??



『スカーフェイス』(83)

デ・パルマ×オリバー・ストーン×パチーノによる、80年代を代表するギャング映画にして、薬物に取り憑かれた人物の転落劇「テンプレ」を作り出したといわれる名作。

鼻を真っ赤にして絶叫しながら銃をぶっ放す。


映画としては面白いが、これをやれといわれたら出来ないでしょう。。。


あすのしりとりは・・・
やくぶ「つ」→「つ」りー。

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拳闘という競技の、意味の分からなさ~2022回顧⑤~

2022-11-13 00:10:00 | コラム
2022年の回顧、第5弾はスポーツ。

拳闘映画『レイジング・ブル』(80)を撮ったスコセッシは、「ボクシングって意味が分からない。やるほうも、それを観て熱狂するほうも」と発言しています。

その突き放した感覚が映画の空気を形作っていると思いますが、まぁその気持ちも分からんでもないというか。
だって殴り合って、立っていたほうが勝ち……ってさ!

なんという原始的な!!

競技化にあたってルールが作られ、
ボクシングはもちろん、キックにしろMMAにしろ、そこには細かい技術があるのだけれど、、、

見巧者でないかぎり、「当たっているように見えてスウェーしている」とか「カウンターの芸術性」とかピンとこないものね。

ファンはいつも「ファン人口が少ない、もっと布教を!普及を!!」というけれど、「理解出来ない」ひとが「一定数」存在するのも当たり前のような気がしてきたり(^^;)(^^;)(^^;)


①井上尚弥VSノニト・ドネア(ボクシング)

宿敵を倒し、3団体統一成功。
そして来月、4団体統一に向けてポール・バトラー戦が開催されます。

頼んだぜ尚弥くん!!


②天心VS武尊(キックボクシング)

7年越しのドリームマッチが実現。

どっちも好きだから、結末はやるせなかった…。

でもまぁ、そこを含めて格闘技の魅力ですからね!!

※フルファイトを、どうぞ



③好調つづく大谷さん(米大リーグ)

よろこばしいかぎりだが、じつは今年ダルビッシュもすごかった。

公平に報道しようよ!!


④村田諒太VSゲンナジー・ゴロフキン(ボクシング)

「負けて当然」みたいな空気が流れ、感想も「よくやった」。

まぁ分かるけど、ファイターにとってはうれしい労いのことばではないのかも。

ゴロフキンの紳士的な態度が最も印象に残った。
ガウンをあげるなんて、初めてのことだよ!!



⑤ホベルト・サトシ・ソウザVSジョニー・ケース(MMA)

至高の柔術テクニックで、ソウザのリベンジ成功。

RIZINにおける、今年のベストサブミッションだと思う。



⑥浮き沈みシブコ(ゴルフ)

安定感はないけれど、やるときゃスゲーことやる渋野日向子は、ゴルフに興味がなかった自分まで虜にした。

今年はよくもないが、けっして悪かったわけでもなく。
石川遼とのアレコレが報道されたばかりだが、まぁそれも人気者の宿命か。



⑦揉まれる菜七子(競馬)

シブコの比にならないくらい不調だったのは彼女でしょう、
なかなかよい馬に恵まれない、好調の後輩たちからのプレッシャー、さらには(またまた)週刊誌報道。

がんばれ!!



⑧W杯はじまります(サッカー)

この季節というのがピンとこないのだけれど、はじまります。

正直、日本がどうこうというより、世界のサッカーを拝めるのがうれしい。

それにしても。
五輪もそうだが、常に開催国のアレヤコレヤが問題になってしまうが、カタールも「そーとー」ひどいようだね。

大丈夫??


⑨紀平ちゃん復活(フィギュアスケート)

「完全」復活とはいえないが、リンクに戻ってきただけで「よし」としましょうよ、そして、やっぱり華がある。



⑩浜崎朱加VS伊澤星花(MMA)

ジョシカク、世代交代マッチ。

伊澤は、そろそろ世界を目指してほしいな。


※最高の煽りV、選曲もすばらしい^^


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日本女優別10傑(29)倉科カナ

2022-11-12 00:10:00 | コラム
~倉科カナのキャリア10傑~

カナさん34歳、好きなので無意味にグラビア貼りつけてみる^^


もうちょと人気出てもいいし、映画の出演作に恵まれてもいいのにな!と思ってしまうくらい恵まれていない、、、のではないか。

「旬」を理由にして「誰かがひとり、出ずっぱり」になる傾向は、あんまりよろしくないと思うのですよね。
そのひとが、息切れするのも早くなりそうですし。。。


(1)『みなさん、さようなら』(2013)

団地そのものをテーマにしたコメディ。
けっこうグッとくる―のは、べつに自分が団地族だからってわけではないと思います。



(2)『女たち』(2021)

チームオクヤマ25周年記念作品―と銘打っている割には小規模だし話題にもならなかった―コロナによるところも大きい―が、現代を生きる女性たちを真摯に見つめる視点は好感が持てた。


(3)『夢売るふたり』(2012)

田中麗奈の妹役で、まぁ脇の脇の脇くらいのポジションだが、姉が不安定キャラゆえ、ふつうであることを努められるという点で、演技は意外と難しかったかも??


(4)『3月のライオン』(2017)

羽海野チカの人気コミックを二部構成で映画化、三姉妹の長女を好演した。



(5)『あいあい傘』(2018)

劇団「東京セレソンデラックス」の戯曲を、主宰・宅間孝行自身が演出。
舞台では星野真里が演じたヒロインを、カナさんが演じた。


(6)『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(2008)

海外にまで紹介された人気ブログを「ソッコーで」映画化、そう、こういう題材は「飛びつくスピード」が大事、そこは成功していると思います^^



(7)『ヒカリ、その先へ』(2010)

主演はアーティストの松下優也、なんてことない話ではあるが、映像美にも支えられ飽きずに観ることが出来る。


(8)『砂時計』(2008)

少女漫画を映画化、主演は夏帆と松下奈緒。


(9)『キッズ・リターン 再会の時』(2013)

正直いうと、なぜ「始まってもいねぇよ」なラストのつづきを描こうと思ったのか―その制作意図に疑問は抱いたのだが、まぁソツなくまとめてはいる。

俳優は好演しているし。



(10)『スーパーカブ』(2008)

バイクアクションに特化した作品で、室賀厚監督が健在なのがうれしいですね!


・・・ねっ、あんまり恵まれていないでしょ(^^;)

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令和版・海外俳優列伝(40)ウディ・ハレルソン

2022-11-11 00:10:00 | コラム
61年7月23日生まれ・61歳。
アメリカ出身。

トム・クルーズや成龍ならよく分かる、
しかしウディ・ハレルソンで「互いに反応する」姉弟も居ないのではないか。

ウチがそうです、
というのも姉が留学中に、向こうのテレビで人気のあったドラマが『チアーズ』(82~93)だったから。



なので、いまでも自分は姉に「ウディが出ている映画、公開されるよ」なんていうLINEを送るわけです。

基本は「姉寄り」ではなく、「思いっきり自分寄り」の映画にばかり出るひと。なんですけどね^^

これとか!!



<経歴>

ハノーヴァー大学卒業。

父親はなんと、マフィアのヒットマン。
(終身刑となり、服役中に死亡)
なのに?
なのにといったらいいのか、母親は弁護士秘書だったとか。

演技の世界は舞台からスタート。
前述した長寿シリーズの『チアーズ』で愛されキャラを演じ人気に。

しかし問題児としても有名で・・・
警官を殴ったり、マリファナを栽培したり、(環境保護を訴えるために)ゴールデンゲートブリッジに登ったりと何度も逮捕されています。

また、筋金入りのヴィ―ガンでもあります。


映画俳優デビュー作は、85年の『ワイルドキャッツ』。

『ドク・ハリウッド』(91)、『幸福の条件』(93)を経た94年、QTの脚本をオリバー・ストーンが映画化した『ナチュラル・ボーン・キラーズ』に主演、共演のジュリエット・ルイスと殺人鬼カップルを熱演し話題を呼ぶ。

映画そのものは賛否分かれましたが、ふたりの演技を腐すひとは居ませんでしたね。

ちなみに自分は、映画そのものも「おおいに、あり。」派です。
ストーンの先鋭的な映像感覚、若い音楽センスはやっぱり素晴らしいし、QTが不満を抱くのも分かるものの、しかしQTほどのひとがストーンの本質を知らないわけがなく、ホンを売った時点で「文句はいえない」はずだから。です!

『マネー・トレイン』(95)、『心の指紋』(96)、『キングピン/ストライクへの道』(96)、

名匠ミロシュ・フォアマンが監督、下半身不随となっても権力と戦い続けた『HUSTLER』編集長を演じた『ラリー・フリント』(96)、


『ウェルカム・トゥ・サラエボ』(97)、
自分にとっては、伝説のテレンス・マリック作品「初スクリーン」となった『シン・レッド・ライン』(98)、
スコセッシがプロデュース、異色の西部劇『ハイロー・カントリー』(98)、
『スタンドアップ』(2005)、コーエン兄弟の傑作『ノーカントリー』(2007)などで渋い演技を披露しつつ、『俺たちダンクシューター』(2008)や『ゾンビランド』(2009)などでコミカルな演技を披露する器用さも併せ持つ。

『ハンガー・ゲーム』(2012)のシリーズ(2013年にパート2、2015年に「FINAL:レボリューション」)、
『セブン・サイコパス』(2012)、『グランド・イリュージョン』(2013)と『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)、
『スウィート17モンスター』(2016)、『猿の惑星:聖戦記』(2017)、

そして近年の代表作といっていい『スリー・ビルボード』(2017)で、複雑なキャラクター性を有する警察署長を好演する。


これでオスカー取ってもいいんじゃ? と思うほど素晴らしかったです^^


その後も『ヴェノム』(2018)と『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)、
『ミッドウェイ』(2019)、最新作に『マン・フロム・トロント』(2022)と好調がつづく。


個人的には、またヘンテコなキャラクターで映画マニアを熱狂させてほしいところですが!!


次回の列伝は、エイドリアン・ブロディさんから。

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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(29)倉科カナ』
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