蒸し暑い日が続く、弓の握りも汗で湿っぽくなる
それでなくても、的前で緊張すると手に汗をかく
握りが滑ったり不快な感じにならないように
滑り止めを塗るのだが
野球のピッチャーはロジンバッグ、体操選手は炭酸カルシウムの粉が使われる
弓道の場合は昔から使われている「筆粉/ふでこ」というものだ
これは籾殻を燃やした後に残った灰だ
完全燃焼した後は真っ白な灰だけが残るのだ(参考:矢吹ジョー)
最近になって、この滑り止めに別物があることが分かった
先輩が使っていたボトルに「烏賊粉」と書いてあったのだ
漢字が読めなかったので、何ですかコレ?と尋ねると
イカコだよ、筆粉よりさらりとしてるんだ、とのこと
2-3日もんもんとした後
あれで作れるだろうと思いついた
昔、鳥を飼っていた時に確か使ったのが確か「甲イカの骨」だった
早速ペットショップで仕入れてみると
ひと箱に2枚入っていて250円ほどだ
ドリルで削ってみると
案外柔らかくてサクサク粉になっていく
ボトルに入れてみると
筆粉とほとんど変わらない、わずかに生成り色(左)
明日、道場に行って
実戦でみんなに使ってみてもらおう
昔の人はすごいこと考えるなぁ…