まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

「タイガの森フォーラム」

2009年12月05日 | 全体
もう1週間たってしまったのですが、12月2日に神宮前のウィメンズプラザのホールで行われた「タイガの森フォーラム」というのに行ってきました。

このフォーラムが対象としているのは、ロシアの沿海地方のシホテ‐アリニ山脈を源流とする、アムール川の支流ビギン川流域の針葉樹林と広葉樹林のまじりあう「野生動物の宝庫」のタイガの森です。
野生動物の頂点にいるのがアムールトラ。
それで、このフォーラムに行ったと言ったら、「今度はアムールトラなの?」と友人に冷やかされました。
アムールトラに特別興味があるというわけではないのですが、夜にひとりで、大いにというわけでなく少々興味のあるイベントに出かけたのですから、体調はよくなってきたようです。

この地域を野生動物の宝庫にしているのはチョウセンゴヨウ(マツ)であることを会場で行われていた写真展の説明をしていた方から教えていただきました。

生命の木として描かれたチョウセンゴヨウ

          
(http://www.wwf.ru/about/where_we_work/dvo/cedar/)
  チョウセンゴヨウは松なのですが、ロシア名は「朝鮮のヒマラヤスギ」なんです。この絵も松にはみえませんねぇ。

          

      球果と枝                  実 (おいしそう)
    (ロシアのウィキペディアから)        (イギリスのウィキペディアから)
     
この木の松ぼっくりは15センチもあるそうで、その実をリスやネズミ、イノシシが食べ、それらの生き物をアムールトラやシマフクロウが食べることによって「野生動物の宝庫」が維持されているとのこと。
ビギン川流域には樹齢1000年のチョウセンゴヨウが生えているそうです。
この森林地帯を伐採から守り、まずロシア政府に保護区とするよう働きかけ、世界遺産とするよう、現地に住む人びとを応援する活動を「タイガの森フォーラム」はこれから始めるそうです。

「タイガの森ブログ」(12月下旬公開予定)
http://taigaforum.jp
コメント
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