まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

高尾霊園でほんとのお別れ

2015年10月05日 | マイ
10月2日朝、高尾霊園でマイを荼毘にふしました。
これからは胸の中にしかマイはいなくなったとの思いに、いよいよお別れのときはこみあげてくるものがありました。

 
わが家で最後の時間のマイ。




高尾霊園は緑に囲まれ、とてもいい環境にあります。







約1時間待つ間、境内を歩いてみました。

ペットの墓地もあります。


(上側の、横に長く伸びている場所です。)

ハルピン学院の碑があると書いてあったので、行ってみました。



ハルピン学院は戦前、満州のハルピン市にあったロシア語の教育機関です。



ハルピン学院で教鞭をとられていた染谷茂先生とポツタヴィナ先生は、その後日本の同じ大学で教師になられ、私はそこで教えていただきました。ロシア語の達人であった染谷先生は、終戦後スパイ容疑で11年間シベリアに抑留されていました。11年の抑留には駆け引きの苦手な、ご自分に不利になってもおもねったり、うそを言ったりできないお人柄があったと思います。それほど長い期間でなくてもハルピン学院の卒業生たちはみな外地でつらい経験をされ、その分結束は固かったのでしょうね。

マイのおかげで、この碑のことを初めて知り、帰ってきて調べました。碑建立の経緯→http://www.keigado.co.jp/p/haerbin/

碑の奥、墓地を3つおいた先に寺山修二のお墓がありました。



お墓の扉の両脇に2匹の犬の像があって、とってもいいんですよ。見とれてしまいました。
なでてくればよかった。






戻ってみると、マイは骨になっていました。
係の方が頭からていねいに拾い上げて、説明しながら並べてくださいます。
歯もほとんど残っていて、どこも悪いところはなかったように見えるから、老衰だったのでしょうねと言われました。

ほんとうにていねいに並べてくださるんです。
ブログにのせるものではないのかもしれませんが、最後に並んだしっぽが愛らしくて、いとおしくて・・・・。



火葬には小さなペットたち、ハムスター、亀、小鳥などもつれてこられるそうです。どの子もこうしてていねいに扱ってくださるのでしょう。

火葬に高尾霊園を選んでよかったです。


お骨になって家に戻ったマイです。



マイはみなさんに愛されていたんですね。
ありがとうございます。

ジュリアはひとりっこになってしまいました。
ずっといっしょにいたマイがいなくなって、なんだかおとなしくしています。














コメント (8)
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