いつの間にやら、すっかり犬は姿を消して、植物ブログになってしまいました。
(ジュリアはおだやかに、元気にしています。)今日も、植物です。
10月はじめに花材で使った石化柳(セッカヤナギ)を花びんにさしておいたら、
根が出て、葉が出て、花も咲いています。
石化柳の枝先がくしゃくしゃと巻いていたり、幅広になっているのは、「帯化」によるのだそうです。
帯化とは、枝のてっぺんの成長点で異常がおきて、真っ直ぐに伸びられなくなって、巻いたり、リボン状に
平たくなったりするーーつまり変形を起こしています。
「オノエヤナギ」というヤナギに帯化をわざと起こすように作出した園芸用の品種が「セッカ(石化)ヤナギ」です。
オノエヤナギは北海道から本州、四国、それにサハリンやカムチャッカ半島などに分布します。オノエヤナギが発見されて、学名をつけたのがわが憧れのピョートル・シュミットだと知りました。