勤め時代の友人たちと早稲田の「漱石山房記念館」と小石川後楽園に行ってきました。
ここは漱石が晩年の9年間を過ごした場所で、「漱石山房」と呼ばれていたことからの
名称です。当時の家屋は空襲で焼失したそうで、記念館には漱石が『それから』『こころ』などを執筆した部屋が復元されています。
展示してある漱石の俳句の中に次の一句を見つけました。
「わが犬のために」
秋風の聞こえぬ土に埋めてやりぬ
この句から漱石が猫だけでなく犬を飼っていたことを知りました。
建物の裏には「猫の墓」の石塔と説明板があります。
夜、ネットで漱石の犬のことを検索、ヘクトーはギリシャ神話の英雄の名だそうです。
亡くなったのは、大正3年 (1914)10月31日。
その日のことをふくめてここにくわしく書いてありました。
ネットで熊本時代の漱石が自分の座布団をわけてあげて一緒に写っている犬も見つけました。
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/bungaku/soseki_d.html
漱石は犬が好きだったんだと思います。
記念館のあとは、小石川後楽園へ行きました。
カタクリが今にも咲きそう。
オウカンザクラでしたか・・・
これは満開の花梅「開運」。ふっくら、かわいく華やかな梅の花です。
こんな梅が庭にあったら、運が向くかも?
ヘクトーのことも知ることができ、いい一日でした。