ジュリアがわが家にやってきたのは、2008年4月10日でした。
あれから10年がたちました。
はじめは預かり犬でした。
ジュリアは見映えがするので、いぬ親希望の方も何人かいらっしゃったのですが、人馴れに問題があること、逸走して迷子になったらどうしよう?の心配がぬぐえませんでした。
それでも、家に来られて実際に会っていただいて長い時間お話しをし、私も希望者さんのお宅を訪問のあと、一大決心をして、希望者さんの家にお届けしたことがあります。
そしたら、ジュリアは下痢をするようになって(きっと神経性の)、1週間で戻ってきました。
わが家の子にしたのは預かりから3年くらいたってからでしょうか。
最初、犬とは思えない動きをしていた野生犬でしたが、今はその面影はまったくありません。
甘ったれで、留守番のきらいな、まあふつうの犬です。
ふつうの犬とちがうのはお散歩ができないことくらいかな。
センターに収容されていたときの写真です。叩いたらコツンと音が出そうに、ひたすら固まっています。
運よくちばわんのボランティアに引き出されましたが、ここで一緒にいる犬たちは間違いなく処分されたでしょう。10年前、殺処分ゼロが今のように現実的な課題になってくるとは思ってもみませんでしたね。
ジュリアとの10年間は、犬は人間の友であることを語っています。
ジュリアの10年にカンパーイ
「わたしにもおいしい飲み物ください!」(ジュリア)
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