まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

二子玉川ライズのカワラノギク観察会

2019年11月05日 | 植物

台風19号による多摩川の浸水被害のあった二子玉川のカワラノギクの観察会にお散歩の会の3人といっしょにに行ってきました。日曜日だったので、今風のおしゃれな街が今風のかっこいい若い家族や若者たちであふれていました。

カワラノギクの観察会といっても、場所は川原ではなくて大型ショッピングセンター二子玉川ライズの屋上です。ここにはすぐそばを流れる多摩川の魚や生き物が人口池に生息して、ルーフガーデンの原っぱ広場では実際に川が流れていて、木も草も全部多摩川に生えているものが植えられ、ごろごろ石の河原といった環境が再生され、多摩川に生える絶滅危惧種のカワラノギクが植えられています。ちょうど今が花の時期です。

最初にカワラノギクを長年研究されている倉本さん(明治大学の先生)のお話しがありました。かつてこの時期、カワラノギクの花の色で河原がおおわれた時もあったそうで、その写真もありました。今では生息箇所で1株だけのところもあるそうです。(30年も前でしょうか、倉本さんを先生に私たちは一緒に植物観察の散歩をしていた時期があります。)

お話しのあとはグループに分かれての観察です。私はカワラノギクの観察で、株とロゼッタの数、個体の高さ、花+蕾の数を調べました。ごろごろ石の上で大変。(ふだんはここに入ることが禁止されています。)

実際に触って調べたカワラノギクは、高さ80センチくらいでしっかりした茎葉、花やつぼみの数も少なくない植物でした。

 

 私のカメラはその日も撮れなくなってしまっていたので、一緒に行ったKさんの写真です。

子供たちはカワラノギクに集まる虫、多摩川の植物や実をつかっての工作などお父さんと一緒にしてました。

よいお天気の中、楽しく過ごしたのですが、実はこの日、花展の最終日でした。それで観察会の途中で失礼しました。

花展の会場に着いたら、ちょうどみなさんで片づけ終わったところでした。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
多摩川、相模川、鬼怒川 (こまこ夫)
2019-11-07 20:26:35
多摩川は6か所のうち5か所がほぼ絶滅、
相模川は8か所のうち2か所がほぼ絶滅、
鬼怒川は5か所全部が影響なしです。
川から離れた生育地は洪水の影響はありませんが、
時間の経過とともに河原が変化してきてカワラノギクの
成長が悪くなります。ライズでは今春苗を植えています。
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春苗 (まいぱんまま)
2019-11-08 17:56:55
カワラノギクはこの三つの川に生えているのでしたね。今回の台風19号で多摩川のカワラノギクも影響をうけたかもしれませんね。こんな洪水にたびたび襲われるとカワラノギクは絶滅の可能性もあり、そうしたときはライズのカワラノギクが役に立つわけですね。
植えられた春苗の親はライズのカワラノギクですか。ライズのカワラノギクは二子玉川近くの生息地のものですか。
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カワラノギク (こまこ夫)
2019-11-10 19:44:54
狛江の1973年の洪水のあと、カワラノギクはたくさん生えていました。今回の洪水ののあとはある限定された所にしか生えていないので、絶滅の可能性もあります。人間がなにもしなければもう絶滅してしまいます。種を残すということでは役に立ちますが、地域ごとの変異を残すということはできません。自然保護団体の中には一度栽培した系統を野外に戻すのに反対の人もいます。
ライズのカワラノギクは、二子玉川近くのではありません。それで、逃げ出した個体を抜き取っています。
来てくれて、ありがとうございました。
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カワラノギクを見られたこと、よかったです (まいぱんまま)
2019-11-11 19:40:56
絶滅とは縁がないと思っていたライチョウもほっておいたら、絶滅しそうですね。カワラノギクも多摩川ではほぼ1カ所だけなんですね。ほっとけば、つぎつぎと生物がなくなってしまう。
カワラノギクを、しかも花の咲いているカワラノギクを見られてよかったです。ありがとうございました。絶滅危惧種のカワラノギクを見たい方は、今、二子玉川ライズの原っぱ広場に行けば、見られます。
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