地震（その２）

翌日、自宅に帰ると自宅は何事もなかったかのようでした。
一瞬、この地域は揺れなかったのでは？なんて思うほど。

玄関の花瓶も倒れていなかったし。
でも、哺乳瓶の消毒液が半分になっていました。そして周囲は水浸し。やっぱり揺れたんだ（汗）

洗面所にガラスの置物があるのですが、「耐震・衝撃吸収パッド」なるもので留めてあったのでセーフです。
１００円ショップのものなので４枚で１０５円ナリ。でも、いい仕事してくれました。
ふと思い立ってこのシールを買ったのが３月１日。あと１か月遅かったら、脱衣所は裸足で歩けませんでした。
ところでこの、「耐震・衝撃吸収パッド」、（１００円ショップのじゃなくて）ちゃんと買うと結構高いんですよね～。
ちっちゃなシールのくせに４枚で１０００円以上します。
うちの薄型テレビはこちらの高級シールの方で留めてあります。

それと、懐中電灯。
我が家には、電池式ではなくてシャカシャカ振って充電するタイプの懐中電灯があるのですが、
少し前までは部屋に立てて置いていたのです。
「これってさ、懐中電灯が必要なほどの地震が来たら、転がってどっか行ってしまうのでは？」ってことで、リビングに吊すことにしたのが、ちょうど１か月くらい前。
地震の後に帰宅したら、ちゃんと定位置にぶら下がっていてくれました。

このほかに、手回し充電式のラジオ付き懐中電灯なるものもあります。
私は千葉県東方沖地震を経験し、夫は東南海沖地震に備えよと学校で習った地域だからでしょうか。

水についても、常に箱で買い置きしていたのですが・・・
前に買ったのが賞味期限が近いので、せっせと飲んでいたところ。
そろそろ次のお水を買おうね～なんて話していた矢先のことでした。
水、あんまりないけど、まぁしょうがない。
普段から備えていたせいか、あんまり不安感がないというか。
買い溜めしようと焦る気持ちは起きないですね。

地震

地震の後、とうていＰＣに向かう気になれず放置していました。
アクセスを見ると、１００人前後の方が毎日変わらず訪問してくださっていたようで、ありがたく思います。

被災された方に心からお見舞い申し上げます。


そのとき、たまたま実家にいました。
こたつで母と平和に茶飲み話なんかしていたと思います。

しばらくは娘を抱きかかえて様子を見ていたのですが、何と言っても築４０年。
何もない状態でもすきま風、雨戸を閉めるにも滑りが悪く（梁が下がっている？）
崩れるんじゃ？と思い庭に飛び出しました。

一般的には「外に出るのは揺れが治まってから」って言いますよね。
落ちてきた瓦や外壁で怪我をすることがあります。
ただ、この家もこの一般論が通じるのか？と自問自答して外に出る方を選択しました。
軒がポリトタンで、出るときに瓦が落ちてきてもワンクッションあること、
庭が広いので、家から離れれば瓦よりも離れられること、が理由です。

今でもこの選択が正解なのか、わかりません。

地面もかなり揺れました。
震度５強だそうです。
かつて経験した震度５弱よりずっとずっと揺れました。

でも、かつての千葉県東方沖地震の震度５弱の方が家屋の損壊が多かったと思います。
家々の瓦が流れ落ちていくのを今でも覚えていますし、家の壁もだいぶ崩れました。
縦揺れと横揺れの違いなのでしょう。

夢中だったからか、あまり恐怖を感じませんでした。

その後、ガス臭。
地震じゃなくて爆発で死ぬかも、と一瞬よぎりました。
後から聞いたところによると、海の方の工場地帯からだったそうです。
海の方を見ると、黒煙が上がっていました。

しばらくして爆発音！
すぐ近くで何か起きたかと。
海の方の石油コンビナートが爆発炎上したそうです。
離れているのに近くに聞こえました。それだけ衝撃が大きかったということ。
もっと近くにいた人は相当な衝撃でしょう。
離れているのにオレンジ色の炎と黒煙が見えました。

市内は信号が機能していないかもしれないし、高速道路は止まっているし、もうすぐ暗くなるし、何時に家に着くかわからない状況でゼロ歳児を連れて帰るのはリスクが大きいので、実家に泊まることにしました。