三島市SNS講習会で、広報みしまの特集番組「三島の歴史を探る」というのを知りました。
「昔三島に石油コンビナートが来そうになったんだよ。」という話だけは知っていましたが、中身は全然知りません。
平成18年に作った番組を15分にまとめたものですが、概要は分かりました。
昭和38年12月14日に始まった話なので、ちょうど50年前のこと、私が9歳の時です。
中郷地区に100万㎡の石油コンビナート計画、広さが想像出来ませんが、四日市以上のものだったようです。
住民は四日市の見学から始めて、アンケート、独自の調査団を作り、反対運動を続け、
5か月後に市長がコンビナート反対決意表明をして、沼津市や清水町もコンビナート阻止ということになりました。
市長の「自治体は市民のための市政を行う義務がある」という話、アンケートで82%が反対なのだから当然のように感じますが、
そこに至るまでには、様々な重い課題を乗り越えてきたことも想像できました。
修理に出していた草刈り機を取りに行った帰り、三島青果市場の駐車場から三島の景色を眺めました。
コンビナートが来ていたら、どんな景色になっていたのだろう。
50年後、100年後を見通す目を持っていた先輩たちの存在を知り、感謝と自分も頑張ろうという気持ちになりました。