10年程私がお付き合いしていたおばあ様の息子さんから、思いもかけないプレゼントが届きました。
おばあ様が亡くなられてからも、毎年新茶を送り続けて下さっている方です。
先日ヒマワリの暑中見舞いを送ったのですが、その頃用途も考えずに作っていた物だそうです。
3年程前から川魚やうなぎを捕まえる道具を作り始めたそうで、今は竹籠にはまっていて、
終日無心に編んでいる時もあると、同封の手紙に書いてありました。
10数年前に奥様を亡くされ、その数年後にお母様を亡くされた方ですが、
世の中にこんなに優しくて親思いで親身に何でもやってあげる人が存在するとは、驚きでした。
「竹籠を編みながら、父母に手を合わせて感謝しています。」そうも綴られていました。
誠実な人柄そのままに、実にきれいにきっちりと仕上げられた竹籠を見て、熱いものがこみ上げました。
大事に使わせて頂きます。
いろんなことがありますが、砂漠でオアシス、そんな気分になりました。