人生の旋律

人生の旋律 死の直前、老賢人は何を教えたのか？ 講談社 このアイテムの詳細を見る

もう、信じられない。
たった一冊の本に打ちのめされた。
本当に、これが、一人の人の人生なのか？と疑ってしまう。
映画にでもしたら良いのに。

教科書では学べない戦時中の生々しい話し、その激動の時代を生き抜いた、一人の男のジェットコースターに乗っているかのような人生。
天皇家が乗っていた車と同じ車種に運転手付きで乗っていた子供時代をすごした主人公が、北朝鮮で暗殺部隊に入り、ヨーロッパ、アメリカで大成功し億万長者に。その後、今の価値にして６０億円の負債を抱え込み、一人で全て支払い、オーストラリア移住。

この間に、彼は、いろいろな事を知り、学び、感謝し、私たちにその生き方を通して、何かを伝えてくれる。

私たちの今の幸せは、こんなにも多くの人の命と犠牲の上に成り立っているんだと知った。
っていうか、今まで知らなかったことに驚いた。
どうして、こういう事を教科書で教えてくれないんだろう？？？
もっと前に知っていたら、私は、もっともっと日本人である事に誇りを持てたと思うんだけどなぁ。