息子のネタ書いて、ソウルで買って来てくれたキムチでチャーハン作って食べて、ほんわかしたところで、大学へ送って行かなくちゃいけないとな!
防具とか持って行くからだとな!
そりゃ、重いだろう。
大学は、実は、月曜日から始まっていて、武士!!!!! 遊んでいる場合じゃないでしょぉおおおお!!! と、焦っていたママに「だいじょうぶだよぉ~ レクチャー、ネットで見てたし~」と、のんびり答えていた息子。
帰って来て早々、卒論の代わりの機械デザインチームのお友達から、アサイメント出されたと連絡があり、とたんに忙しくなってしまいました。
楽観的過ぎたんだ。
なんか、彼女にしてみたら、武士はオーストラリア戻っちゃって、あら、あたしの事恋しいって泣いてないかしら?くらい思うんでしょうが、家の息子は、なんて言いましょうか、自分の道優先男だから、目の前のあれこれに、もう夢中なんでございます。
これは、若さなのか、性格なのか、男だからなのか。。。
こんなに、目の前の事に追われていて、いつ、立ち止まるんだろうか。
もしかしたら、死ぬまで立ち止まる事はないのだろうか。
時々、ふっと立ち止まって、風を感じてみたり、空を仰いでみたりするのだろうけど、そんな一瞬で何がわかると言うのだろうか。
ちょっと、キャンプして電気の無い暮らしをして、自然を知ったような気になっているオージーたち。
月曜日になったら、満員電車と渋滞にまみれ、人の中に入って行き、思い出したような気付いたような、そんな大事な物をボロっと忘れて、また、時間に追われて行く。
家族は、「ただいま」と家に帰った時に、灯りをつけてくれる人達。
週末、自分が1人ぽっちにならずに済む人達。
彼らの毎日よりも、自分のあれこれの方が忙しく、家族も毎日あれこれとしながら生きている人間だと言う事も忘れて、ただ、自分勝手にお金を稼いで養っていく。
お金を渡せば自分の義務は果たせていると思っている。
お金を渡せば、愛してもらえるんだと、無条件に信じている、おめでたい父親。
家の息子も、そんな風な、ごく普通の暮らしを幸せと呼ぶようになるのだろうか。
それが、どれだけ自分を孤立させ、寂しくさせて行くのか、考える事もできない息子だから。
母は、ダイヤモンドごと、まるごと、息子を託せる人を嫁にしてもらいたいと思うのです。