難関をくぐり抜けた理由

武士君が、今のバイト先に通うようになってから、もう、３年くらいになるのかしら。
家から遠く無いので、バス一本で行って帰って来れるし、私も気軽に送って行ってあげれるし、時給は良いし、仕事は楽だしと、良い事尽くめのバイト先。

仕事内容は、JAVAで社内の細々としたメモ帳の整理をするプログラムを作る。。。らしい。
入ったばかりの頃は、従業員の出勤も紙に書いていたらしいし、その他、結構、アナログの作業が多かったらしい。

面接に行く日、やっと面接が通ったハンバーガー屋さんのバイトの日だったのだけど、そりゃ、行くなら設計事務所でしょ！ってことで、バイトはお休みさせて、面接へ行け～～～　と送り出したのだけど、帰って来た武士君は、ちょっと落ち込んでいた。

なぜなら、一緒に面接を受けに行った人達が、ITの博士号を持っていたり、修士を持っていたり、プログラミングなんてさっぱりわからない武士は、間違いなく落とされると思ってたそうな。

そんな武士に採用の電話が来たのが、２日後。
一体、何が起きたんだろう？？？
ずーっと謎だった。

結構、仕事があったり無かったりだから、適当な大学生が良かったのかもね？なんて言ってたのだけど、この間、武士から話しを聞いて、そうじゃないってのに気付いた＠＠！

なんと、家の僕ちゃん、面接の時に「写真から位置情報と時間を取り出して、JAVAでデータベース化したいんだよね」と言われたので、面接から帰って来てから、さっそく検索。
何をどうしたら良いのかさっぱりわからなかったし、そもそもJAVA言語なんて解らない。

ふむふむと調べてみたら、とても興味深かったので、さっそくその情報ページを面接をしてくれた人に送って、「こんな感じの仕事ですか？とても興味があります」とメールを出したらしい＠＠！

その上、面接では、JAVA言語のプログラミングはできますか？って質問に「はい、大学で、半年間C言語のプログラミングを学習しましたので、プログラミングについては、まったく問題ありません」と、できないのに、できると言って来たらしい＠＠！

たけし「採用されてからが大変だったんだ。知らないのに知ってるフリしなくちゃいけなかったし」
ママ「ええっ！！んで、どうやって、サバイバルしたの＠＠！」
たけし「採用されてから、JAVAをネットで調べて勉強して、今は、問題なくできるようになった」
ママ「えええええ！！！！　なんという！！！！！」
たけし「興味があったから、調べてみたら、わかったし」

時給＄２２　って、かなーり良い時給で、場所もオフィスだし、時々、会社の会議にも出てるみたいだし、出勤自由だし、たけしにぴったりの仕事なんだけど、そんな仕事を手に入れた裏には、ハッタリと面接後のEメール、入社後の努力があったんだねぇ。

しかし、こいつ、世界中、どこへ行っても生き延びれると、母は確信しましたです。
さすが、ドナルドの息子だ。
あっぱれ。