99歳なんで、何が起きても不思議じゃないんですけどね、うちの場合、お義母さんが鬼門なもんで、当たり前のことも進まず、当たり前のケアも受けられず、やばいんじゃないの?と、常々思っていたのですが、義弟も、義妹も、ことの重大性が理解できず、いくら話をしても響かない。
って1年でしたが、二度三度、おばあちゃん転びました。
今回は、腰が痛いって言っていたのですが、足に青あざができていたんで、家の中で履いていたスリッパの上で滑ってバランスを崩して転んだんじゃないかと。
だから、ずーっと前から言ってたんですよ。このスリッパは安全じゃないよと。
義妹の子供たちが、おばあちゃんのために買ったから、履かせたくて無理していたらしいんだけど、99歳の老人に、靴底が硬いサボはダメです。
外出用にも買ったんですが、車椅子に乗ると脱げるのと、足が車椅子の足置き場の金属に当たって、怪我をしそうだったので、革靴を購入。サボ却下。
家用の、滑らない靴もあるんだけど、足をカバーするタイプの方が安心なんですけどねぇ。
今度、ショッピングセンターに連れ出す時に買おう。
ってことで、救急車を呼んだのが、月曜日の夜。
夜も10時で、のんびりしていたところに、お義母さんから電話が。
「おばあちゃんが、痛がって、トイレも行けない!」
「薬をあげたいけど、腎臓が悪いから、何をあげたらいいのかわからない」
救急車呼べって言ったら、電話で何を言ったらいいのかわからない、救急隊員が来たらどうしたらいいのかわからない。
お義母さんは、80歳を超えてるので、ああそうだろうと理解できるんだけど、どうして義弟が呼べないんだ???
意味がわからないんで、夜中に行ってみたら、あらら、二人ともパニックを起こしておりました。
おばあちゃんは、ベッドの上で寝返り打つだけで痛みを訴えていて、これは痛み止めをあげなくちゃいけないレベル。
GPは、腎臓の数値が悪すぎるから、今までの薬を全部止めて、専門医へ行けと言ったのに、お義母さんが却下したので、薬無しの状態で、すでに半年が経過。
私は何度もお義母さんに、薬無しの状態について話したんだけど、あちこち連れて行って検査したり、かわいそうだと言うので、仕方なす。って状態のところに、この事件。
お義母さん、パニックを起こしてしまい、私を呼んだんだそうな。
GPでさえ、薬を出せないんだから、私たちが勝手にあげて、何か起きても嫌だし、病院へ行くしかないじゃないか。
明日の朝に、ドクターへ連れて行くって手もあったけど、ベッドから車まで歩けないとか、車へ乗るときに痛いとか、降りるときに痛いとか、担ぐの大変だから無理。
救急車呼んだら、病院へ運んでくれるから、その方がいいよってことで呼んだんですが、電話したらすぐ来てくれるだけじゃなくて、あれこれ状態とか聞かれるんですよね。
電話口でなんとかできそうだったらいいんだけど、どうも、腰の骨にヒビが入っているかもしれないってことで、救急車到着。
色々試してみたけど、やっぱり、腰の骨をやってるかもしれないから、レントゲンを撮らなくっちゃいけないと言われ、今日にするか、明日にするかと聞かれたんですよね。
お義母さん「明日でいいよ」
義弟「明日でいいよ」
おばあちゃん「大丈夫だよ、痛くないよ(ベッドで寝てるから痛くない)」
私「明日、仕事だから、私は無理だよ」
お義母さん「私、かつげない」
義弟「僕、仕事」
おばあちゃん「病院なんて行かなくてもいい」
なんだ、こいつら。
私「今日で、いいです。連れて行ってください(二人の意見却下)」
それから支度をして、帰ろうかと思ったら、お義母さんも、義弟も、救急車に乗って行くのは嫌だという。
何を言ってんだ?
おばあちゃんの世話するって頑張ってただろう?
今が、見せ場じゃないか??
無理だと言う。
こいつらパニック起こしてやがる。。。
事務処理が多いし、質問に答えなくちゃいけないのも多いから、仕方なく、おばあちゃんと一緒に救急車に乗り込み、救急病院へ到着したのが夜の11時。
ベッドを用意してもらい、とりあえず、居場所をもらい、血液検査、心電図、血圧測定、レントゲン、脳のCTを撮って、ドクターと話をしたのが、夜中の2時。
明日、どうする?って話をしに、事務局の人が来たので、老人の専門ドクター、ジェリアトリシャンに薬について指導してもらわないと、家庭で世話ができないって粘り、翌日、別の病院へ行くことになり、とりあえず、私は夜中の3時に帰宅。
義弟が迎えに来てくれたんだけど、かなりテンパってたんで、これは、誰に何を聞かれても答えられないだろうなぁ〜と。
翌朝、転院するってことで、朝の10時に救急病院へ行ったら、おばあちゃんが寝ていたので、まぁ、一安心。
話を聞いたら、明け方になっても興奮して、喋りがとまらなかったんだそうな。
血圧が上がって危険だからと薬を飲ませられ、痛み止めも与えられ、それで寝たんだそうな。
私は居なくても良かったんだけど、お義母さんは、パニック起こしていて、人前で醜態を晒したくないんだろうなぁ〜 って感じで、家から出ず。
私が一人でおばあちゃんに付き添っていたんだけど、おばあちゃん、転院の車が来ないので、徐々に焦り出し、追い出されたらどうしよう!と騒ぎ出し、宥めること2時間。。。
看護師さんも、入れ替わり立ち替わり来てくれて、なんとか宥めてくれるんだけど、1分も持たない。
とうとう、「銀行の事務所に押し込むなんて!」「事務所に病院が寝てるなんてありえない!」などと言い出した。
救急病院のナースカウンターの前のブースだったから、人がたくさん見えて良いんじゃないの?って思ったら、なんと、それが銀行のカウンターに見えたらしく、病人を銀行のカウンターの横に寝かせるなんて!って思考になったらしい。
徐々にエスカレートして、怒り出し、予定の2時になっても移動の車(移動用の救急車)が来ないから、さらに怒り出し、血圧を測ったら190!!!
この状態で動かしてもいいものかわからず、しばらく、落ち着かせようと、みんなで頑張っていたら、ドクターが「動かしてもいいよ」と言ったので、体良く追い出された形で、病院へ。
事務所で手続きをして、看護師の問診を受けて、おばあちゃんに晩御飯を食べさせた頃には、おばあちゃん、血圧が上がりすぎて、英語が話せなくなっていた!!!
もう、まいった。
インドネシア語と福建語を混ぜて話すので、普通の人はわからない。
お義母さんに電話をしたら「何の薬を飲ませたの!」「看護師に水を飲ませろと言え!」とうるさいんで、夜から疲れ切っていた私は「じゃあ、お義母さん、来なくちゃダメだ!」と言ったら黙ったわ。
一人でタクシーも乗れなくなってきたんだから(行き先を言えないし、混乱して道が理解できない)、一人で病院に来れないし、だから口だけ出してるんだろうと思うんだけど、そもそも、お前の母親だろう!ってところですよね。
とにかく、何を言ってるか通訳してくれって電話したんだから、通訳だけしてもらったら、なんと、何を言ってるかわからないと!!!
どうも、おばあちゃんは、英語を話してるつもりだけど、どこの言語でもなかったらしい。
おばあちゃんの食事が終わり、ベッドに寝かせたので、看護師さんから帰って良いと言われたんで、午後5時、やっと帰れましたです。
火曜日は、美鞠が咳をしていたので、自宅で療養ってことで、ケンタッキーフライドチキンを買って帰宅。
二人で食べて、ソファーに座ってテレビを見てるうちに、寝落ちしちゃって気づいたら8時半。
電話の音で気づいたんだけど、相手さんは病院だった。
話を聞いてみたら、おばあちゃんが、薬を飲まないと。
頑固に飲まない上に、何を言ってるかわからないから話をしてくれと。
ところが、耳が遠くて聞こえない。
おばあちゃん、ずーっと「ハロー」を連呼していて、何を言ってるのかさっぱりわからない。
お義母さんの電話番号を渡して、娘に聞いてくれと丸投げして、火曜日の夜は泥のように寝ましたです。
水曜日、お義母さんが病院へ行きたいと言っていたのと、ドクターに話を聞かなくちゃいけないので、とりあえず昼におばあちゃんを訪問。
病院食を嫌うおばあちゃんは、お義母さんが持って行った、お粥とか、お菓子とか、嬉しそうに食べてましたです。
でも、ドクターが来ない。何時に来るかわからない。
ドクターに自宅介護のための薬を処方してもらわないといけないので、話をするまで帰れない。
仕方ないので、近所のショッピングセンターに食事をしに行って、おばあちゃんのベッドへ戻り、ドクターを待つことに。
無事にドクターがやってきたのが、もう夕方の4時頃になっていました。
長い1日だったなぁ。
血圧の薬の話をしたら、腎臓に影響を与えない薬はあると。
ビタミンDは、すごくいい!ですと。
パナドール(カロナール)は、腎臓に問題ない!ですと。
そして、ぼろっと「救急病院で血液検査したんでしょう?まだ、データー見てないんだけど、まぁ、大丈夫だろう」ですと。
いや、同じ人間ですから理解できます。
99歳ですものね。何が起きても不思議じゃないですよね。
多分、他の人種は、99歳ってお荷物だろうけど、アジア人は99歳は宝なんですよね。
一族が繁栄する証拠みたいなもんで、大事に大事に100歳まで介護するんですよ。
今年がその100歳の誕生日になるので、盛大に祝う予定なんですよね。
適当に薬飲ませて「ああ、天寿をまっとうされましたね」ってのは、冗談じゃないんですよね。
どいつもこいつも、適当な奴らだ。
看護師さんに、どの薬飲ませたの?って聞いたら、わからないと。
薬の名前は記録されてるけど、実際に、どんな作用をする薬なんだかわからないと。
使えねー
老人病院ってこんなものなんですかね。
死んでも、彼らのせいじゃないもんね。寿命だって言えるもんね。
人間、80歳超えたら、こういう扱いか。
おばあちゃん、まだ、英語が戻らないまま、水曜日は終わったのでした。
木曜日は、楽ちん。
昼にお義母さんを迎えに行って病院へ。って予定だったけど、11時半近くにお義母さんから電話が。
なんと、病院から朝の9時に電話がかかってきて、おばあちゃんの老人ホームの件で話がしたいと。
通常、オーストラリアでは、高齢者が病院に入ったら、老人ホームに2、3週間移動して、体力をつけてから帰宅するんですよね。病院は治療するところだから、問題の病気や怪我で、医師や看護師の治療が24時間体制で必要なくなったら追い出されちゃいます。
それで、去年に引き続き、今回も老人ホームで療養ってことになったのですが、あちこち忙しくて、急な訪問とか、急な受け入れができないとい言う。
困っていたら、なんと、病院と提携しているエージェントがあって、無料のサービスなんだけど、そこで、探してくれるって言うから、お願いしたんだけど、なんちゃらコードが必要だという。
なんちゃらコードって、なんちゃら???
理解できないまま、午後になり、何度か電話とメールでやり取りして、やっとわかった!
去年、義従兄弟の嫁からもらったコードだ!
メールで送って、よしよしって思ったら、なんと、間違っていますと!
どうりで、去年、事務処理がちゃんとできず、先に進まなかったはずだ。
調べてみたら、違うカテゴリーのコードを渡されていて、レスパイトのコードではなかった。
ちゃんとしたコードをスクリーンショットを撮って送ったんだけど、その返事はまだきてない。
だけど、そのエージェントさんは、一件、取り次いでくれて、金曜日の朝に見学に行くことに。
ってことで、今は、金曜日の朝!
今日は、2時に美鞠を拾って、40分くらい走ったところで、美鞠のスピーチセラピーがあるので、お義母さんに使える時間は、午後1時までです。
なので、老人ホームの見学は、朝の10時。
9時45分までに行って、コロナのテストをしなくちゃいけないんだそうな。
「チエコ、みてきてよ!」って言われたけど、気に入ったら、すぐにサインをしなくちゃいけないので、サインしても良いのか?と聞いたら、ダメだと。
だから、行くぞと言ったんだよね。
用意できてるのか謎っすけど、時間が押してるんで、用意できなかったら、勝手に行って、勝手に手続きをして、勝手に病院へ行って、手続きをした件を報告して、おばあちゃんに会って、2時までに帰ってくる予定です。
もう、ボロボロですわ。
本当に疲れた。
週末は、ゆっくり寝たいです。