今日は天気が良かったので、ちょっと足を伸ばしてメルボルンの西の方にある、60部屋もある大豪邸の見学とその邸宅の庭でピクニックをしてきました。
そこの邸宅は、最初は、個人の所有宅でスコットランドから来た人たちのお家でした。
その後、カソリックの教会が所有した時に、家具などの家財道具は倉庫に保管され、カソリックの神父さんの学校として使われていました。
そして、今は、ビクトリア州が建物と土地を購入し、一般に開放しています。
とても広大なローズガーデンもありましたよー
まだ、季節じゃないので、花は開いていませんでしたが、天気が良かったので、ピクニックに最適でした。
本当に広くて、立派な芝生だったので、あちこちで折り畳みのピクニックカート(車から食べ物や飲み物を運ぶ専用のカートがあるのです)を引っ張って、家族でピクニックをしていました。
バーベキューエリアでは、無料のバーベキューテーブルで、持ってきたお肉なんかを焼いて、みなさん食べていました。
私たちは、レストランがあると聞いたので、そこでクラシックなランチでも食べようかなって思ったら、なんと、カフェテリアとハイティーのあるレストランしか見えない!
これは、一体!
でも、まぁ、カフェテリアで不思議な名前のサンドイッチがあったので、それをホットトーストにしてもらい、ピクニックシートを広げて美鞠と食べてきました。
中身は、ローストビーフのハムと、スイスチーズ、ザワークラウトで、いやはや、美味しかった!
予算の半分で済んだんで、まぁ、よしとしよう!
その後、邸宅を見てきたのですが、さすが個人宅だけあって、すごく当時の人たちの暮らしや、考え方が見えましたです。
あの当時、男性と女性が同じ部屋にいることはなかったのです。
西洋は、ローマ帝国に始まって、女性は子孫を残すための道具として見られ、愛する対象ではありませんでした。
愛する対象は、男性に限り、男色が普通でした。
その思考が、ヨーロッパの文化の根底にずーっとあって、男尊女卑は日本の比じゃありません。
女性は男性に選ばれないと、生きることもできない家畜以下の存在になるので、美しくあろうとすごい努力をしていたのです。
当時の女性がつけていたコルセットや、お尻を大きく見せるための腰パット、胸パットなんかもあって、非常に興味深かったです。
男性用のラウンジと女性用のラウンジは、内装が全く違い、シャワーは男性のものでした。
女性と子供はシャワーに入ることは許されていませんでした。
あれから、ほぼほぼ200年くらいの間に、女性の地位は向上しましたが、それでも、1000年以上続いた慣習をDNAから消すのは難しいのでしょう。
いまだに、女性であるだけで暴言を吐き、非協力的な男性を普通に見かけます。
メルボルンは、イギリスからの移民が多く歴史を残してるのですが(他にも女性を保護していたカソリックの修道院があります)、修道院へ行った時なんて、神様と結婚すると決めた女性たちの気持ちがよく理解できます。
でも、あの頃の文化はとても興味深く、キッチンとか、映画のままでした。