去年から問題だったドライブレコーダーですが、今日、保険屋さんから電話が来て、事情を説明し、2週間の修理の期間をずーっと録画していたドライブレコーダーが、車をピックアップする前日の午後4時半に止まっていて、電源が抜かれてたんだけど〜
なんで?
そして、なんで、たった電源抜いただけで壊れてるの???
なんて、何度もした説明をしたところ、マネージャーに聞いてみる〜 って言って電話が切れて、その後、払い戻しするから領収書か請求書を送ってください〜 とな。
息子が払ったんで、早速息子にメールしたら、$100高いけどこっちが良いよ〜 と、新しいドライブレコーダーを言ってきたんで、だから、領収書くれと。
払い戻してもらってからの、購入だろう〜
これは英断だったと思われます。
なぜなら、ドライブレコーダーは日本円で2万円しません。やっすいです。
その上、そこの修理工場は、保険屋指定の工場です。私が選んだところじゃありません。
3週間も、ドライブレコーダーがないなんて、安心して運転できません〜 とも訴え〜
すでに、私も不安なホリデーを過ごしたと強調。
これで、突っぱねられたら、頭に来るので、AFCA行きです。
ってことで、今日は、AFCAについてお話ししてみようと思います。
AFCAとは、Australian Financial Complaints Authorityの略で、ホームローン、クレジットカード、各種保険、銀行関係、投資やファイナンシャルアドバイス、私費年金なんかで問題があった時に、相談するところです。
https://www.afca.org.au/
ここは町の便利屋さん的なところではありません。
どちらかと言うと、訴訟とかそんな感じのところになるので、苦情を申し立てする時には、領収書とか証拠を提示しなくてはいけません。
ほとんどが銀行関係っぽいんですが、旅行保険や、車の保険でも使えます。
義妹が銀行に勤めてるので、教えてくれました。
AFCAへ連絡する前に、相手の業者と決まったやりとりをしなくちゃいけません。
私のケースは、保険を使って車を修理していたら、工場がドライブレコーダーを壊しましたってケースです。
まず、保険屋にメールで事情を説明します。
保険屋は、工場に連絡をして見てもらってくれと言ってきます。
工場に連絡を取って見てもらう予約をとるか、電話口で却下されるかになります。
見てもらえる予約を取ったら見てもらい、そこで工場が過失を認めて、払ってもらえたら終了。
過失を認めなかったら保険屋へその旨を報告します。
電話口で却下されたら、その旨を保険屋へ報告。
保険屋が、払ってくれたら終了。
私の場合は、保険屋と工場と息子の3カ所に同時にメールを送信して、みんなが見てますよ状態を作りました。
保険屋は「工場に問い合わせてから連絡してください」と定型文がやってきた。
工場は「見てみるから予約の電話をしてくれ」と。
電話をしたら、3週間後じゃないと時間が取れないし、朝の10時じゃないと無理と言われ、仕方なくその通りに。
指定された日時に行ったら、ドライブレコーダーが動くか壊れてるかだけをチェックして、私の言ってることは聞かず、自分でなおせと言って来た。
その経緯をメールで保険屋に連絡したら、問題解決担当者から電話がかかって来たので、全て最初から説明した。
「よくわからないんですけど、2週間の修理の様子が記録されてるんですよねぇ。なのに、車を取りに行く前の日の4時半に電源が抜かれてたんです。なんか意味がわからなくて。」変ねぇ〜 って感じで話しました。
「ドライブレコーダーは息子がアマゾンで安く買ったので、高額商品をどうとかって言ってるわけじゃなくて、たかだか200ドル程度なんですよねぇ。」と、追加で説明。
3時間後に保険屋からメールが来て、領収書を送ってくれ。お金返します。
↑
今ここ
本当は、動くドライブレコーダーが欲しいから、お金じゃなくて物を送ってくれたら嬉しいんだけど、手間暇考えたらお金の方が簡単と判断したんでしょ。
もし、ここで保険屋がごねたら。
1. 一番最初にドライブレコーダーが壊れて帰って来ましたと、保険屋に電話した記録はないけど、その後、メールで事情を説明したメールを、工場、保険屋、息子の3カ所に送って、保険屋から「工場へ行ってから、また連絡ください」と返事が来たので、そのメールが保険屋に連絡した証拠になる。
2. 工場へ行った後に、状況を説明して「ドライブレコーダーが壊れたのは、間違いなく車を修理している最中だろうから、工場の責任だし、補償してもらいたい」と要望を明確に書いたメールを保険屋に送った。
3. ドライブレコーダーの記録には、2週間の修理の様子が残っていた。
4. ドライブレコーダーの記録は、車を受け取りに行く前の日の午後4時半まであり、5時に工場が閉まるのに、なぜ、その30分前まで記録していたのか。電源を切らなくてはいけないのなら、なぜ、もっと前に切らなかったのか。そもそも、バンパーの擦り傷直すだけなのに、なぜ、ドライブレコーダーに触ったのか?
それらの回答が、工場からなかった。
5. ドライブレコーダーの領収書はあります
上記を証拠として、AFCAに通報するんですが、通報されたら保険屋さんは、サクッと3000ドルをAFCAに支払わないといけないそうです。
どんな通報でも?って思うんですけど、義妹曰く、通報されたら3000ドルと弁護士費用など、私が出さなくちゃいけない費用も業者持ちなので、保険屋とか銀行は、関わり合いたくない機関なんだそうな。
なので、保険屋が協力しない場合は、「ありがとうございます。あなたのサポートに感謝します。今後は、AFCAに相談することにいたします」と、丁重にメールを出すと、ご機嫌よく「口座番号教えてください」と言ってくるんだそうな。
今回は、まだ、AFCAに辿り着いていないけど、オーストラリアはこの他にもオンブズマンなるところが、いくつかあって、いろいろ助けてもらえるのであります。
その中でも、AFCAは最強だと思いますです。
もし、銀行が不当に手数料を請求したとか、契約した時の利息よりも高額請求されたとか、わかりやすいケースもありますが、中には、非常にグレーゾーンなケースもあります。
とにかく、最初からメールでやり取りをして証拠を残しながら行動する。
領収書、請求書、契約書などの書類は、どんな書類でも全部取っておく。
保険屋と銀行を信用しちゃいけません。
彼らの大丈夫は、大丈夫じゃないんで、証拠は残す!
それを守っていたら、大抵はなんとかなっちゃうオーストラリアであります。
家の賃貸とか、どうしようもないこともありますが、まぁ、やれることはやってみて、なんかもらえたらラッキーですかねぇ。
言わないと無いことになってしまうオーストラリアですから、言ってナンボって大阪っぽい考えで、のんびりやるのがいいんじゃ無いかと。
さて、息子が領収書を送って来たので、出してみることにしますです。