茶籠に裂(きれ)を貼っています。
小林先生のどの茶籠にもすてきな裂が貼ってあって、
「いつか私も貼ってみたい・・・」とあこがれていました。
特に感心したのは、裂を貼ると茶籠が一段と個性的になり、
ただの物入ではない存在感を発揮してくることでした。
籠を開け、中の裂地を見た瞬間・・・これも愉しみの一つです。
いよいよ貼る段になって、どれにしようか迷いました。
先生が茶入の仕覆に・・と思っていた裂地を選びだし、
「遠州お好みの柄なので 茶籠の蓋裏にどうかしら?」
当ててみると、とても似合いました。
裂が足りなかったので、本体は別の裂にしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/13/7762faf21226ca94f5d6eb86a7b500bb.jpg)
最初に、茶籠の蓋と中味の寸法を測って、和紙で下張用の型紙をとります。
次に防虫・防腐のために墨汁を和紙に塗り、乾いてから下張をします。
下張をする前に、糊を水で薄く伸ばして下塗りをし、大方乾いてから
墨汁を塗った紙を下張しました。
綿の入ったたんぽんでしっかり上から押えて馴染ませます。
もう一度和紙で型紙をとり、裂を張り付けて乾燥させておきます。
それから、順序に気を付けて下張の上に貼っていきます。
裂を貼ると、茶籠が見違えるほど明るく、優雅になりました。
構造的にもしっかりします。
「同じ茶籠と思えないほど素敵になりました。
籠に布を貼ることがこんなに楽しいなんて!」と私。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f3/ad5f5a007b02b410c092b08b816eb4b3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/4d/528ed2d043e8565439b8e570412e83db.jpg)
「いろいろな形の籠や箱に挑戦してみてください。
茶籠もそうですが、仕覆を作ったり、裂を貼ったりして慈しむと、
ただの道具からお道具へなっていくのですよ」
茶籠の紐も付け替えるつもりでしたが、
先生の一言で気が変わりました。
「時代を経た色はかけがいのないものよ。その良さを生かしてあげて・・・」
よく見ると、青味を帯びた紐の色がとても好い味わいです
「付け替えずにこのままにします・・・」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f4/3d1a26751ee72d3622651d2bdcc452e6.jpg)
仕覆を習いだすきっかけになった茶籠ですが、
仕覆づくりや布貼りの楽しさ、年月がつむぎだす美しさなど、
いろいろなことを私に教えてくれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dododo.gif)
小林先生のどの茶籠にもすてきな裂が貼ってあって、
「いつか私も貼ってみたい・・・」とあこがれていました。
特に感心したのは、裂を貼ると茶籠が一段と個性的になり、
ただの物入ではない存在感を発揮してくることでした。
籠を開け、中の裂地を見た瞬間・・・これも愉しみの一つです。
いよいよ貼る段になって、どれにしようか迷いました。
先生が茶入の仕覆に・・と思っていた裂地を選びだし、
「遠州お好みの柄なので 茶籠の蓋裏にどうかしら?」
当ててみると、とても似合いました。
裂が足りなかったので、本体は別の裂にしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/13/7762faf21226ca94f5d6eb86a7b500bb.jpg)
最初に、茶籠の蓋と中味の寸法を測って、和紙で下張用の型紙をとります。
次に防虫・防腐のために墨汁を和紙に塗り、乾いてから下張をします。
下張をする前に、糊を水で薄く伸ばして下塗りをし、大方乾いてから
墨汁を塗った紙を下張しました。
綿の入ったたんぽんでしっかり上から押えて馴染ませます。
もう一度和紙で型紙をとり、裂を張り付けて乾燥させておきます。
それから、順序に気を付けて下張の上に貼っていきます。
裂を貼ると、茶籠が見違えるほど明るく、優雅になりました。
構造的にもしっかりします。
「同じ茶籠と思えないほど素敵になりました。
籠に布を貼ることがこんなに楽しいなんて!」と私。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f3/ad5f5a007b02b410c092b08b816eb4b3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/4d/528ed2d043e8565439b8e570412e83db.jpg)
「いろいろな形の籠や箱に挑戦してみてください。
茶籠もそうですが、仕覆を作ったり、裂を貼ったりして慈しむと、
ただの道具からお道具へなっていくのですよ」
茶籠の紐も付け替えるつもりでしたが、
先生の一言で気が変わりました。
「時代を経た色はかけがいのないものよ。その良さを生かしてあげて・・・」
よく見ると、青味を帯びた紐の色がとても好い味わいです
「付け替えずにこのままにします・・・」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f4/3d1a26751ee72d3622651d2bdcc452e6.jpg)
仕覆を習いだすきっかけになった茶籠ですが、
仕覆づくりや布貼りの楽しさ、年月がつむぎだす美しさなど、
いろいろなことを私に教えてくれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fuku.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dododo.gif)