ブータンの旅の最後は「キラ」のお話です。
ブータンの人たちは、男性は「ゴ」、女性は「キラ」という
民族衣装を着ています。ちょっと着物に似ています。
旅するうちに、少しずつ「ゴ」や「キラ」に関心がでてきました。
「ハ」の弓の試合場で見た選手たちは、バリッと「ゴ」を着ていて、
とてもカッコよかったし、ガイドのキンレイさんと運転手のダモンさんも
仕事着は「ゴ」でした。時々、別の「ゴ」に着替えるオシャレさんです。
ガイドのキンレイさんは、
ウォンディポダン・ゾンやティンプーのタンチョ・ゾンの入り口で、
必ず「カムニ」と呼ばれる白い布を肩にかけて、正装していました。
正装が要求される場所が決められているそうです。
やっと「キラ」へ関心が向いたのは、帰る3日前のティンプーでした。
ティンプー滞在中のYさんが「キラ」の店へ連れて行ってくれたのです。
「キラ」は、綿、生シルク、シルクなどの素材、手織りか機械か、
模様の複雑さなどによって値段や使い方が違います。
手の込んだ模様と素敵な色合の「キラ」が店の奥の壁に掛かっていました。
「これは?」と、尋ねると
アンティークで8万ニュル(16万円)もする「キシュタラ」という
ブータンでも有名な織物で、「キラ」1着分織るのに何年もかかる芸術品です。
「新しいものだと20万ニュル(40万円)位でしょうか?
でも、もうこれだけの織物を織れる人がいないのです」
ブータンの女性は「キラ」道楽が多く、お気に入りの「キラ」を着て、
ツェチュ祭へ行くのを何よりも楽しみにしています。
毎年、特別注文で豪華な「キラ」を1年がかりで織ってもらい、
ツェチュ祭が終わると売ってしまう人もいるとのことです。
「キラ」への並々ならぬ意気込みを感じさせるお話でした。
観光客が「キラ」を試着しているのを見学しました。
丈が短かめの「ハーフキラ(略式のキラ)」を一部折り返しながら
腰に巻きつけ、帯(ケラ)で止めます。
(1枚の布でロング巻スカートを折ってまとう感じです)
上半身は、シルクのブラウス(ワンジュ)を着て、上着(テュゴ)を着ました。
袖が長くなっていて、ブラウスの袖と衿を外側に折り返して、出来上がりです。
私たちも試着し、Mさんはキラ一式を、私はハーフキラとケラを買いました。
早速ホテルに帰って着てみると、思ったより着やすく、動きやすく、
とても暖かく、稽古着にどうかしら?
翌日、ティンプーのタンチョ・ゾンで行われた「ツェチュ」祭では
女性たちのステキな「キラ」、豪華な「キラ」が気になって、
そちらばかり観ていました・・。
(4)へ (ブータンの旅トップへ)
写真は上から
「おみやげの可愛いゴ(右)とキラ」
「正装したキンレイさん」
「ティンプーの伝統技芸院で機織を学ぶ生徒たち」
「キラの着付け 帯(ケラ)を巻いているところ」
「キラの着付け ほぼ完成です」
「購入したハーフキラと帯(ケラ)」
ブータンの人たちは、男性は「ゴ」、女性は「キラ」という
民族衣装を着ています。ちょっと着物に似ています。
旅するうちに、少しずつ「ゴ」や「キラ」に関心がでてきました。
「ハ」の弓の試合場で見た選手たちは、バリッと「ゴ」を着ていて、
とてもカッコよかったし、ガイドのキンレイさんと運転手のダモンさんも
仕事着は「ゴ」でした。時々、別の「ゴ」に着替えるオシャレさんです。
ガイドのキンレイさんは、
ウォンディポダン・ゾンやティンプーのタンチョ・ゾンの入り口で、
必ず「カムニ」と呼ばれる白い布を肩にかけて、正装していました。
正装が要求される場所が決められているそうです。
やっと「キラ」へ関心が向いたのは、帰る3日前のティンプーでした。
ティンプー滞在中のYさんが「キラ」の店へ連れて行ってくれたのです。
「キラ」は、綿、生シルク、シルクなどの素材、手織りか機械か、
模様の複雑さなどによって値段や使い方が違います。
手の込んだ模様と素敵な色合の「キラ」が店の奥の壁に掛かっていました。
「これは?」と、尋ねると
アンティークで8万ニュル(16万円)もする「キシュタラ」という
ブータンでも有名な織物で、「キラ」1着分織るのに何年もかかる芸術品です。
「新しいものだと20万ニュル(40万円)位でしょうか?
でも、もうこれだけの織物を織れる人がいないのです」
ブータンの女性は「キラ」道楽が多く、お気に入りの「キラ」を着て、
ツェチュ祭へ行くのを何よりも楽しみにしています。
毎年、特別注文で豪華な「キラ」を1年がかりで織ってもらい、
ツェチュ祭が終わると売ってしまう人もいるとのことです。
「キラ」への並々ならぬ意気込みを感じさせるお話でした。
観光客が「キラ」を試着しているのを見学しました。
丈が短かめの「ハーフキラ(略式のキラ)」を一部折り返しながら
腰に巻きつけ、帯(ケラ)で止めます。
(1枚の布でロング巻スカートを折ってまとう感じです)
上半身は、シルクのブラウス(ワンジュ)を着て、上着(テュゴ)を着ました。
袖が長くなっていて、ブラウスの袖と衿を外側に折り返して、出来上がりです。
私たちも試着し、Mさんはキラ一式を、私はハーフキラとケラを買いました。
早速ホテルに帰って着てみると、思ったより着やすく、動きやすく、
とても暖かく、稽古着にどうかしら?
翌日、ティンプーのタンチョ・ゾンで行われた「ツェチュ」祭では
女性たちのステキな「キラ」、豪華な「キラ」が気になって、
そちらばかり観ていました・・。
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写真は上から
「おみやげの可愛いゴ(右)とキラ」
「正装したキンレイさん」
「ティンプーの伝統技芸院で機織を学ぶ生徒たち」
「キラの着付け 帯(ケラ)を巻いているところ」
「キラの着付け ほぼ完成です」
「購入したハーフキラと帯(ケラ)」