暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

聴雪の茶会を終えて

2016年02月11日 | お茶サロン&ご近所さんと茶会


 1月18日(月)に雪が降り積もりました

1月31日(日)に第2回お茶サロン「聴雪の茶会」をしました。

1週間前から左足が痛みだし直前まで危ぶんでいましたが、開催できてホッとしています。
何とかお点前(初炭と濃茶)やお運びが出来そうだったこと、
暁庵社中の半東Fさんが獅子奮迅の働きで助けてくださったこと、
そして何より私自身が5人のお客様との「聴雪」のひと時を心待ちにしていました。

お客さまは、正客Oさまと詰のYさまは同門社中の先輩、次客Kさまはお茶サロン2回目、三客Hさまと四客Tさまは初めての参加です。
私も含め皆さま、この日のご縁をドキドキワクワクして迎えたことでしょう。


 四客Tさまお気に入り(?)のパイナップルのランプ

三客Hさまが終わりの挨拶の時に
「実は京都で暁庵さんにお会いしているのです・・・」
もうびっくり!しましたが、何処でお会いしたのかしら? 
伺うと、2013年5月21日の西本願寺で行われた降誕会(こうたんえ:親鸞聖人誕生を祝う法要)、
飛雲閣で行われた特別茶会だとか・・・。
そういえば、床のお軸と会記を二人連れの女性と一緒に拝見したような・・・。
きっと親鸞聖人のお引き合わせに違いないと、不思議なご縁を感じました。



「聴雪の茶会」のあれこれを書きたいところですが、とても素敵な茶会(自分で言うのも変ですが・・・)だったので、来年もこのテーマで茶会または茶事を続けたいと思っております。
それで、この度は御参加頂きましたお客さまからの手紙を載せさせて頂きました。

 Hさまより
本日は数々のご趣向あふれる聴雪の茶会、ありがとうござました。
ブログを発信している方が一読者を自宅へ招くことは相当の覚悟を要すると思うのですが、
そんなちっぽけな私の懸念などふきとばす暁庵さまのお人柄が一番心に残りました。
私は年がいってから入門しましたので、行きつかないのでは・・と思いつつ、
また精進したいと改めて思いました。親鸞聖人に感謝です。
どうぞお疲れがでませんよう、くれぐれもご自愛くださいませ。 まずは御礼まで。


     きんとん「下萌」

 Yさまより
厳寒の候 本日は聴雪のお茶会にお招き頂き 誠に有難うございました。
暁庵様、今日私、とても感激致しました。
テーマをどのように演出なさるのか とても興味深かったのです。
お待合のお軸から始まり、お薄席までの構成がとても自然でかつ巧妙(?)で
私達を飽きさせませんでした。
経験を積まれたご亭主様の語り口や歌に至るあふれる教養と知性も私を刺激致しました。
暁庵様のおもてなしの心が充分に伝わり、一座建立や余情残心の言葉をかみしめ
心地良く帰路に着きました。
おみ足の事が心配です。 どうぞお疲れが出ませぬようにおいとい下さいませ。
ご主人様、半東様にもよろしくお伝えください。   かしこ

・・・愉しかった茶会のあれこれを思い出しながら何度も読んでおります。 ありがとうございます!