さいたま市桜区の特別天然記念物になっている田島ヶ原サクラソウ自生地のサクラソウの開花具合いを見に行ってきました。
今年のサクラソウの花はまだ満開の花が少なく、葉の色合いもくすんだ感じで良くありませんでした。
これも自然の成せる業(わざ)です。「年々歳々花相似たり」ではなく「年々歳々花同じべからず」という現実は、人間の手には負えないことです。
今年はサクラのソメイヨシノ(染井吉野)の開花が昨年に比べて、1週間遅いため、田島ヶ原サクラソウ自生地のサクラソウも開花が遅いと思いました。田島ヶ原サクラソウ自生地は、荒川沿いにある県営秋ケ瀬公園(あきがせこうえん)の一番下流側にあり、その近くはソメイヨシノの木が多数植えられた、花見の名所です。
昨年は4月10日に田島ヶ原サクラソウ自生地に行きました(2010年4月10日のブログをご参照ください)。昨年はちょうど見ごろで、サクラソウの花の色合いもきれいでした。ソメイヨシの花の満開をいくらか過ぎた時期にサクラソウの花は見ごろになります。
今年はソメイヨシノの花の満開が遅い分だけ、サクラソウの花の見ごろも遅いと考えられますが、ノウルシの育ちは例年並みの感じでした。
サクラソウ自生地に詰めているボランティアの説明員の方によると、今年のサクラソウは昨年の夏の猛暑の影響で、「地面が乾燥し過ぎ、その分サクラソウの成長が遅く、葉の色がくすんでいる」との説明でした。サクラソウが満開を迎えるころに、その周囲に生えたノウルシが成長し、覆い隠すようになります。今年は若緑色のノウルシの茎や葉が伸びて、その先に黄緑色のノウルシの花がよく咲いています。ノウルシが自生地の大部分を占め始めています。
ここには、ノウルシは多数生えていますが、絶滅危惧種の一つに指定されています。ノウルシ以外のいろいろな野草も育ち、サクラソウはいずれ草陰になって見えなくなります。自然界の厳しい掟です。
野草がまだあまり芽生えていない地面が見える場所では、ユリ科のアマナが花を咲かせていました。少し遠くにはアマナの群生地があるのですが、柵から距離があり過ぎてうまく撮影できませんでした。
サクラソウ自生地にはタンポポも点在して咲いています。関東タンポポと呼ばれる日本の在来種です。
関東タンポポは、最近はあまり見かけることが少なくなっています。
サクラソウ自生地のサクラソウの開花を、毎春楽しめる幸せをしみじみ感じました。
今年のサクラソウの花はまだ満開の花が少なく、葉の色合いもくすんだ感じで良くありませんでした。
これも自然の成せる業(わざ)です。「年々歳々花相似たり」ではなく「年々歳々花同じべからず」という現実は、人間の手には負えないことです。
今年はサクラのソメイヨシノ(染井吉野)の開花が昨年に比べて、1週間遅いため、田島ヶ原サクラソウ自生地のサクラソウも開花が遅いと思いました。田島ヶ原サクラソウ自生地は、荒川沿いにある県営秋ケ瀬公園(あきがせこうえん)の一番下流側にあり、その近くはソメイヨシノの木が多数植えられた、花見の名所です。
昨年は4月10日に田島ヶ原サクラソウ自生地に行きました(2010年4月10日のブログをご参照ください)。昨年はちょうど見ごろで、サクラソウの花の色合いもきれいでした。ソメイヨシの花の満開をいくらか過ぎた時期にサクラソウの花は見ごろになります。
今年はソメイヨシノの花の満開が遅い分だけ、サクラソウの花の見ごろも遅いと考えられますが、ノウルシの育ちは例年並みの感じでした。
サクラソウ自生地に詰めているボランティアの説明員の方によると、今年のサクラソウは昨年の夏の猛暑の影響で、「地面が乾燥し過ぎ、その分サクラソウの成長が遅く、葉の色がくすんでいる」との説明でした。サクラソウが満開を迎えるころに、その周囲に生えたノウルシが成長し、覆い隠すようになります。今年は若緑色のノウルシの茎や葉が伸びて、その先に黄緑色のノウルシの花がよく咲いています。ノウルシが自生地の大部分を占め始めています。
ここには、ノウルシは多数生えていますが、絶滅危惧種の一つに指定されています。ノウルシ以外のいろいろな野草も育ち、サクラソウはいずれ草陰になって見えなくなります。自然界の厳しい掟です。
野草がまだあまり芽生えていない地面が見える場所では、ユリ科のアマナが花を咲かせていました。少し遠くにはアマナの群生地があるのですが、柵から距離があり過ぎてうまく撮影できませんでした。
サクラソウ自生地にはタンポポも点在して咲いています。関東タンポポと呼ばれる日本の在来種です。
関東タンポポは、最近はあまり見かけることが少なくなっています。
サクラソウ自生地のサクラソウの開花を、毎春楽しめる幸せをしみじみ感じました。