ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

うららかな春本番を迎えたようで、シャガの花がもう咲き始めました

2011年04月13日 | 季節の移ろい
 今日はとても暖かい日になりました。春本番といっていいぐらいの暖かさです。ソメイヨシノの花がサクラ吹雪となって風に派手に舞います。モンシロチョウなども飛んでいます。

 ソメイヨシノの花の開花と満開は、昨年に比べて、今年は約1週間遅かったのですが、暖かい日々が続いたためか、アヤメ科の常緑多年草のシャガ(著莪)の花が近所で咲き始めました。昨年と同じような時期に咲き始めました。




 以前は疏水が流れていた所を暗きょにしてふさいだため、水辺付近に元々生えていた野草が次々と消えました。その中の一つがのシャガです。ある個所では繁殖して、残りました。しかし、繁殖している個所はごく一部で、以前のようにあちこちでシャガの花が咲くわけではありません。

 このシャガは以前は、郊外の雑木林などに群生している個所も珍しく無かった常緑多年草です。ところが最近は見かけることが、郊外の新興住宅地では急激に減りました。雑木林の中で、群生していると、なかなかきれいな花だと思います。白地に少し紫色と黄色の模様が入ります。

 今は咲き始めですが、シャガの茎には蕾が多数ついて、次々と咲きそうです。

 かなり以前に中国から持ち込まれた帰化植物だそうですが、学名は「Iris japonica」と、“日本の”という意味が入っています。このシャガの遺伝子は3倍体であるため、種ができず、どのシャガも原則、同じ遺伝子を持っているのだそうです。シャガは日本から欧州に持ち込まれ、現在のジャーマンアイリスを改良する際の原種になったことがあるとの説を聞いたことがあります。

 昨日から、東北関東大震災の大きな余震が何回も続き、心配が自然と高まります。うららかな春本番を迎える中で、余震がどうなるのか、心配な日々が続きます。仙台市でもソメイヨシノの花が開花したとのニュースが流れました。東松島市の「西行戻しの松公園」はソメイヨシノの木が多数植えられたサクラの名所です。大震災にもかかわらず、今年も満開のサクラを見せることでしょう。淡々と進む季節の移ろいは、ある意味ではつらいものです。