岐阜市郊外の願成寺(がんじょうじ)境内に植えられた“一本桜”の「中将姫誓願桜」(ちゅうじょうひめせいがんざくら)は、もう葉桜になり始めていました。散った花びらが地面を一面に覆い、梢(こずえ)には葉が目立つ感じになっていました。花と葉の競演でした。
願成寺の入り口にそびえ立つ中将姫誓願桜は、樹齢約1200年の古木の一本桜です。数本の支柱に支えられています。直径が約1.5メートルの根元辺りはやはり古木を感じさせます。
中将姫誓願桜は、花びらの数が20~30枚と多いという特徴を持つヤマザクラ(山桜)の“珍種”です。この特徴によって特別天然記念物に指定されています。木の側に立てられている表札は「サクラの木の根元に落ちている花びらを拾って持ち帰ることが禁じる」と、書かれています。願成寺が、ごく一部の花びらの「押し花」を、「女性の健康祈願のお守り」として別けているそうです。
中将姫誓願桜に祈願すると「女性を病気や難産から救う」という霊験がある信仰の対象になっています。平安時代初期にいた中将姫と呼ばれる美しい娘は、継母(ままはは)から迫害を受け、逃れるために各地を転々とした後に、願成寺を参詣します。中将姫は心労と長旅の疲れで病に倒れますが、観音様に祈ると、たちまに治ったそうです。そのお礼にと、植えたサクラの木が、現在の中将姫誓願桜になったそうです。その際に、後世の女性の守りになるように“誓願”のだそうです。
この古木の問題点は種子が小さく、発芽率が非常に低いことだそうです。このため、種を播いたり、挿し木で増やすなどの努力が続けられているそうです。
中将姫誓願桜は満開の時に、鑑賞会が開催されているそうです。願成寺の境内には、「真言宗智山派の美濃西国三十三観音 第十六番札所」を示す登りがいくつも立てられていました。女性を守る信仰対象として手厚く守られているようです。
お目当てのサクラの満開の時に、タイミングよく訪れることはやはりかなり難しいと感じました。繊細な花をつける満開の時に、再訪したいものだと思いました。現在は、境内の周囲の山麓ではツツジが満開になり始めていました。
新緑の季節を感じさせる風景になり始めています。
願成寺の入り口にそびえ立つ中将姫誓願桜は、樹齢約1200年の古木の一本桜です。数本の支柱に支えられています。直径が約1.5メートルの根元辺りはやはり古木を感じさせます。
中将姫誓願桜は、花びらの数が20~30枚と多いという特徴を持つヤマザクラ(山桜)の“珍種”です。この特徴によって特別天然記念物に指定されています。木の側に立てられている表札は「サクラの木の根元に落ちている花びらを拾って持ち帰ることが禁じる」と、書かれています。願成寺が、ごく一部の花びらの「押し花」を、「女性の健康祈願のお守り」として別けているそうです。
中将姫誓願桜に祈願すると「女性を病気や難産から救う」という霊験がある信仰の対象になっています。平安時代初期にいた中将姫と呼ばれる美しい娘は、継母(ままはは)から迫害を受け、逃れるために各地を転々とした後に、願成寺を参詣します。中将姫は心労と長旅の疲れで病に倒れますが、観音様に祈ると、たちまに治ったそうです。そのお礼にと、植えたサクラの木が、現在の中将姫誓願桜になったそうです。その際に、後世の女性の守りになるように“誓願”のだそうです。
この古木の問題点は種子が小さく、発芽率が非常に低いことだそうです。このため、種を播いたり、挿し木で増やすなどの努力が続けられているそうです。
中将姫誓願桜は満開の時に、鑑賞会が開催されているそうです。願成寺の境内には、「真言宗智山派の美濃西国三十三観音 第十六番札所」を示す登りがいくつも立てられていました。女性を守る信仰対象として手厚く守られているようです。
お目当てのサクラの満開の時に、タイミングよく訪れることはやはりかなり難しいと感じました。繊細な花をつける満開の時に、再訪したいものだと思いました。現在は、境内の周囲の山麓ではツツジが満開になり始めていました。
新緑の季節を感じさせる風景になり始めています。