ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

佐久市のソメイヨシノなどのサクラの木は葉桜になっています

2011年05月05日 | 季節の移ろい
 長野県東端に位置する佐久市の中心部は、ソメイヨシノなどのサクラの花は葉桜になっています。山間部が多い長野県の中で、佐久市は“佐久平”と呼ばれるほど、平野部が多い盆地です。1年間当たりの日照時間が多い温暖な地域です。

 佐久市市街地にあるサクラの花見の名所の一つは、独立行政法人家畜改良センター茨城牧場長野支場(旧長野牧場)です。ヤギ(山羊)やウサギの育種改良・種畜検査などを担当している、通称“種畜牧場”です。ソメイヨシノなどの古木の桜並木は満開時には、多くの花見客で賑わいます。ここは5月2日ぐらいに満開となり、現在はほとんどが葉桜になり始めています。

 葉桜でも花見客で混む茨城牧場長野支場でのサクラの花見を諦め、内山峠から下った国道254号が市街地に入る入り口付近にある古刹(こさつ)の正安寺(しょうあんじ)に行きました。隠れたサクラの名所として、毎年見事に咲き誇るシダレザクラはやはり葉桜になっていました。



 周囲のソメイヨシノの中では、山陰にあるサクラの木はまだ花が咲いています。いくらか、葉桜になりかかっています。



 サクラの花びらが地面を覆ってきれいです。

 サクラがだけなら、今度はモモだと、モモの花を目指して、高速道路の上信越自動車線(長野道)の佐久平パーキング・エリアの下側に向かいました。この緩やかな斜面に、モモ畑が広がります。



 モモの花が満開です。良質なモモの実を育てるために、花の数を減らす“摘花”の最中でした。どこも「5月の連休など関係ない」という雰囲気で、摘花作業を進めていました。



 佐久周辺のモモの実は、関東甲信越では、7月にモモの実の産地の山梨県やその近くの長野県側が出荷を終えると、佐久のモモの実の出荷時期になります。巧みに出荷時期をずらして、モモの実の付加価値を高めています。

 モモの木の中に、リンゴの木とナシの木も混じっています。実は、市街地にもモモ畑は数多く残っています。以前は農業中心の田畑だったところに、住宅地がまだら模様にできたようです。リンゴの木が多いところでも、リンゴの花で包まれる春を迎えつつあります。

 モモ畑の近くで、チューリップなどを育てている農地があり、チューリップの花が咲いていました。春らしい風景です。



 このきれいなチューリップの花も摘み取られ、球根を育てる時期に入ります。