ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

秩父市の花見の里では、可憐なソバの花が咲き始めています

2011年05月28日 | 季節の移ろい
 埼玉県秩父市の荒川にある「花見の里」では、ソバの花が咲き始めています。一面のソバ畑では可憐な白い花がそろそろ咲くころですが、開花がいくらか遅れている感じです。

 秩父市の市街地を抜けて、奥秩父側の南西方向に向かうと、山里らしい風景が広がり始めます。秩父市の荒川地区は、以前は「荒川村」と呼ばれたところです。この荒川辺りは、国道140号線の両側にソバ畑が点々と広がります。その一つが「花見の里」です。

 一面に広がるソバ畑では小さい可憐な白い花が咲き始めたところでした。





 ここでは、ソバの花は6月と11月の1年間に2回咲きます。新ソバの季節が1年間に2回あるわけです。ソバどころの荒川地区には、ソバの生産農家が60軒以上あるそうです。「昔は、養蚕用のクワ畑だったところがソバ畑に変わった」と、以前に聞いたことがあります。

 ソバの花を眺めていると、ソバ畑の上に広がる曇天の空でヒバリがよく鳴いています。その内に1羽のヒバリがソバ畑の端に舞い降りました。



 ソバどころの荒川地区は、ソバの生産農家が60軒以上あります。このため、ここで採れるソバの実を用いる蕎麦屋が約30店と、蕎麦切りの激戦地です。素朴な味の手打ち蕎麦を巡って、蕎麦打ちの腕前を競っています。「挽きたて、打ちたて、茹でたて」をうたい文句にする腕前です。職人芸の競争は、どんな分野でも激しいものです。

 奥秩父の山里には、赤色のヤマボウシ(山法師)の花が咲いていました。



 ヤマボウシの木は白色の花が普通ですが、赤色のヤマボウシの花も時々あります。日本版“アメリカハナミズキ”だと感じました。

 秩父市の隣町である小鹿野町はヤマボウシの並木道が多く、山々に囲まれた秩父盆地らしさを、ヤマボウシの花に見いだしました。