ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の佐久荒船高原ではサクラソウの花がやっと咲き始めました

2011年05月15日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は春の訪れがやっと始まりました。佐久荒船高原の中でも標高や地形、日の当たり方などによって植生は多様です。木々の芽吹きやサクラの花の咲き方などの違いには早い遅いが当然、あります。

 木々の芽吹きが一番遅い所ではやっと、若葉が出て、少し黄色みがかった新緑になり始めました。



 一番遅れているのは、スミレやニリンソウなどの野草類です。木々が葉を茂らす前の地表に陽光が当たる内に、花を咲かせ、実をつける準備をしなければならのですが。ニオイスミレが少し咲き始めました。群生している感じになり始めました。



 陽当たりのいい場所でけなげに咲いています。エイザンスミレなどは開花が少し遅れています。

 ニリンソウも開花が遅れ、花が何となく弱々しくみえます。例年、大群落をつくるところでもまだ咲き始めたばかりです。



 サクラソウの花が陽当たりのいい場所でやっと咲き始めています。例年だと、5月連休初めには咲く場所で咲き始めました。



 密生した木々の木漏れ日を受けて、サクラソウが大群落をつくる場所では、葉が少し出た状態でした。開花がかなり遅れています。

 山野草の中では、比較的早く咲くヒトリシズカは、陽当たりのいい所では、花が終わり、深緑色の葉が大きく育っています。元渓流だった場所に点々と生えています。陽当たりが悪い所でちょうど見ごろです。



 今年は春の訪れが遅かったので、タラの芽などの山菜の芽吹きが遅れています。山菜採りの地元の方が、あちこちの沢などに入り始めています。やはり本格的な春の訪れは2週間ほど遅れているようです。植物同士の生存競争もこれからが本番のようです。このぶんだと、東北地方の山奥などでの春の訪れも同様に遅れているのではと想像しています。