ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

群馬県富岡市のしゃくやく園ではシャクヤクが満開でした

2011年05月20日 | 季節の移ろい
 群馬県南西部に位置する富岡市郊外の「富岡しゃくやく園」では、シャクヤク(芍薬)の花が満開です。今年は春の訪れが昨年に比べてやや遅く、サクラの開花が遅れたように、富岡しゃくやく園のシャクヤクも5月の連休時はまだ蕾でした。

 5月中旬に入ってシャクヤクが花開き出したとニュースで見ました。5月下旬に入り、今日は群馬県南部は気温が上がり、一時は29度まで達した夏日でした。この暑さにシャクヤクの早咲き種は最盛期を過ぎている感じです。

 富岡市の郊外の上黒岩にある富岡しゃくやく園は、個人が運営する観光植物園です。約5000平方メートルの農地に、シャクヤク約50種類を5000株ほど植えてあるそうです。大部分のシャクヤクが開花し、華やかです。



 一重咲き、八重咲き、花の中央部のオシベが盛り上がったり、花びらと色が異なったりなどと多彩です。どれも豪華な大輪です。









 シャクヤクとボタ(牡丹)ンの花はそっくりです。葉をかき分けて茎を見ない限りは、花は見た目の違いが分かりません。シャクヤクは「草」で、ボタンは「樹木」なのだそうです。このため、シャクヤクは冬期には地上部が枯れるそうです。シャクヤクはボタンの台木として使われるっこともあるそうです。美人を示す表現として「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」といわれます。ボタンの方がシャクヤクよりも背丈が低いのでしょうか。

 日本では、シャクヤクとボタンとどちらの方が多く植えられているのでしょうか。何となくボタンの方が多いような気が感覚的にします。どちらも花を咲かせるまでは、手間ひまがかかりそうです。大人の園芸対象のような気がします。丹精込めた分だけ、きれいな花が咲くよう気がします。

 シャクヤクもボタンも漢方薬の原料だそうです。どんな味なのでしょうか。良薬は口に苦しなのでしょうか。

 富岡しゃくやく園はシャクヤクに加えて、カキツバタ、ジャーマンアイリス、ハナビシソウ(花菱草)、ポピーなども咲いています。多彩な花が咲く楽園のような雰囲気です。