ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

東京都新宿区にある新宿御苑では、カンザクラが少し咲き始めました

2015年02月08日 | 季節の移ろい
 東京都新宿区にある新宿御苑(環境省傘下の一般財団法人が管理)に、カンザクラ(寒桜)の開花具合を見に行ってきました。2月上旬ごろに、新宿御苑に植えられている多数のサクラの品種の中で、毎年最初に開花するカンザクラの花が気になったからです。

 早咲きのカンザクラは、新宿御苑の北西側にある新宿門から東方向に進んだサービスセンター近くに植えられています。比較的小ぶりのカンザクラの木は、花を合計数十個程度とポツポツと咲き始めたばかりです。







 新宿御苑の中に植えられている有名なカンザクラの木は、南西部分の日本庭園の茶室「楽羽亭」近くに植えられている3本の大木(たいぼく)です。こちらは木が大きく、花の数が非常に多いために、蕾の中に花がポツポツという感じです。メジロが早くも花の蜜を吸いに来ています。



 新宿御苑の東端にある玉藻池近くにある梅林のウメの木も、花をごくわずか咲かせています。所々という感じです。





 玉藻池近くのフランス式整形庭園のプラタナス並木のプラタナス(正確には、モミジバスズカケノキ)の木もまだ新芽を出していません。



 新宿御苑で現在よく咲いているのは、ペーパーホワイトと呼ばれる西洋スイセンです。早春の新宿御苑は日差しが暖かい好日でした。

朝日新聞紙土曜版のフロントランナーの見出し「西辻一真さん」を拝読しました

2015年02月08日 | 日記
 2015年2月7日に発行された朝日新聞紙の土曜版beの冒頭コラムのフロントランナーの見出し「西辻一真さん 『自産自消』で荒れ地を再生」を拝読しました。

 ベンチャー企業のマイファームの代表取締役を務める西辻一真さん(京都大学農学部卒)については、実は以前に京都大学発ベンチャー企業として地元野菜をWebサイトで販売するマイファームを2007年に創業したことを、京都大学の産学連携担当者から教えていただいていました。地元野菜の販売という事業に少し興味を持ちましたが、その事業性が理解できず、あまり関心を持ちませんでした。 

 朝日新聞紙のWeb版である朝日新聞 DIGTALでも見出し「マイファーム代表取締役・西辻一真さん 『自産自消』で荒れ地を再生」と掲載されています。



 マイファームは現在、近郊の耕作放置地を、一般の方が農業を楽しむ“体験農園”として野菜作りなどを楽しめる農園としてよみがえらせています。

 記事では、「自分で野菜などをつくり、自分で食べる“自産自消”をする社会にしたいと、西辻さんは考えています。現在、日本全体では約40万ヘクタールの耕作放置地があり、周囲の耕作地を痛める問題が浮上しています。

 マイファームは現在、関西や関東、東海の86カ所・合計約150へクタールに体験農園を整備し、15平方メートルの1区画を月当たり、平均数1000円の利用料で開放しています。ベテランの農業指導員がいろいろ教えるほかに、農具も備え付けられていると報じています。

 2007年に創業した直後に、耕作放置地の体験農園事業をめざしたものの、最初は耕作放置地の地主に理解されずに、だれ一人話し合いに応じてくれなかったそうです。その内に、花卉(かき)農家の方が理解者となり、耕作放置地を減らす事業が動き出します。

 体験農園というビジネスモデルは、農地を他人に貸して農業をすると、農地法に触れて違法になるために、農業体験を提供するだけで、農地の貸し借りはしないという農地の利用方式が成立することを見いだしたことで始まりました。やはり、ビジネスモデルをしっかり考え抜くことが、ベンチャー企業成功のカギのようです。