ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、12月中旬に入り“何もない冬”のままです

2015年12月16日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、12月中旬に入り“何もない冬”のままです。来年の3月中旬まで、冬景色がほとんど変化しない時期に入ってりいます。

 標高1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原は、12月11日の異常に暖かくなった天候の影響を受け、森陰に残っていた残雪がすべて融けました。

 その後は、曇り時々雨の日々が続いています。佐久荒船高原は、夜明けごろから霧に包まれ、9時過ぎごろからやっと晴れ間が部分的に広がり、薄日が差し込み始める日々です。

 佐久荒船高原の南にそびえている荒船山(標高1423メートル)も艫岩(ともいわ)付近にまで佐久市側から上がって来た霧が残っています。



 午前9時過ぎになって、いくらか霧が晴れ、曇り時々晴れの天気になりました。



 佐久荒船高原の森は、12月11日の異常に暖かくなった天候の影響によって暖められ、霧が上ってきても、霧氷をつくりません。

 明け方でも、外気温は1度から2度(摂氏)あるようです。

 午後になって、一時的に晴天になった時の、荒船山です。荒船山の艫岩には縦に白い筋が入っています。艫岩の上から流れ落ちた水が表面で凍ってできた氷です。



 荒船山の艫岩は、午後3時ごろの夕日を受けて明るくなっています。荒船山の艫岩も、これからは気温の寒暖によって、この縦の白い氷の筋を強めていきます。

 佐久荒船高原の北側にそびえている浅間山(標高2568メートル)の山頂付近の冠雪もいくらか融けました。その山頂付近の冠雪状態をお伝えしたかったのですが、浅間山山頂に雲がかかり続け、撮影できませんでした。
 
 いくらか暖かくなった佐久荒船高原ですが、曇り時々小雨の天候不順の日々が続くためか、野鳥の姿はあまり見かけません。

 木の上でうるさく鳴いていたカケスの群れの声もあまり聞こえません。佐久荒船高原は本格的な“何もない冬”に向かっているようです。

(追記)
 2015年12月11日の異常に暖かい天気になった日は、テレビのニュースによると、関東地方は北風から南風に切り替わった途端、わずか10分で気温が10度以上上がり、この時期としては暖かい異常な天気になりました。関東地方のこの異常な暖かさの影響を、佐久荒船高原は受けたようです。