ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県伊奈町のバラ園では、多彩なバラの花が満開です

2011年05月24日 | 季節の移ろい
 埼玉県南部に位置する北足立郡伊奈町にある町制施行記念公園は、バラ園が有名です。ここ数日間、テレビのニュース番組が、このバラ園のバラ(薔薇)が満開になり、多くの見物客が来場していると、何回か報じています。

 テレビ報道などの効果でしょうか、ウイークデーにもかかわらず、多くの方がバラ園に来場されています。比較的年配の方々が多かったです。車イスの方なども、介護の方に付き添われて満開のバラを楽しんでいます。

 昭和48年(1973年)に町制施行を記念してつくられた町営公園内にあるバラ園は、バラの開花期だけ、入場料200円を徴収します。5月と10月の年に2回、バラの花が開花するそうです

 約300種・4500株の多彩なバラの花が咲いています。バラの花は、種類によって薫りの高いものとそうでないものがあります。どのバラの前にも「名前」や由来などを説明するプレートが立っています。いわれを感じさせる、いい名前が付いているものが多いと感じました。



 花の色も赤色、ピンク色、黄色、白色と多彩です。八重といっても、その花びらの重なり方は程度がかなり違います。花の大きさも、大小にかなり違いがあります。





 花の形状そのものだけに注目すると、ボタンやツバキ、ハマナスなどによく似ているバラの花もあります。





 野バラを基に、よくここまで多種多様に改良したものだと、感心しました。人類が長年苦労して改良を続けた成果です。美しさの追求には限界がありません。

佐久荒船高原ではキジの雄が縄張りを主張し「ケーン」と鳴いています

2011年05月23日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側に位置する佐久荒船高原では、山道を歩くとキジとよく出会うようになりました。草原部分はもとより、山麓部分でもよく見かけます。

 キジの雄は一定の大きさの縄張りを持ち、その縄張りの持ち主であることを主張するために「ケーン」と大きな声で鳴きます。時々、驚くほど大きな音で羽ばたきもします。

 早朝、陽当たりのいい場所にキジの雄がいました。



 朝日を浴びて、雄の羽根がきれいに輝いています。

 雄は周囲を警戒しながら、草の中の食べ物を探しています。しばらくするとキジの雌も現れました。



 別の場所で、キジの夫婦と子供の群れに出会いました。山道の脇の森陰にキジの群れがいました。逃げ足の遅そかった子供のキジを撮影しました。



 この山道は、佐久荒船高原に接する群馬県側の神津牧場(こうづぼくじょう)内です。ここでは、乳牛が放牧されています。ここは日本初の西洋式牧場だそうです。現在は財団法人が運営しています。牧草地のあちこちで、ウシがのんびりと草を食べています。

 牧草地の草が青々と茂り始めました。



 ここには3月末には残雪があり、枯れ野だったのですが、すっかり春の風景に変わりました。ウシの声と、周囲の木々にとまっている野鳥の鳴き声しかしません。季節は夏に向かって進んでいます。

佐久市の佐久荒船高原は初夏のような強い日差しを浴びて暑いです

2011年05月22日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側に位置し、群馬県との県境に接する佐久荒船高原は、関東と同様に夏のような熱い日になりました。佐久荒船高原では、いろいろな山野草が咲き、アゲハチョウなどのチョウ(蝶)やアブなどが蜜を求めて花にとまります。野鳥も縄張りを主張するためのさえずりに励みます。

 本格的な春の到来が遅れた今年は、5月下旬に入って、サクラソウがやっとあちこちで咲き始めました。雑木林の中に差し込む木漏れ日を受けて、サクラソウの花はピンク色が鮮やかです。特に、日が高くなって陽光が射して花が開くと、群生している個所ではその一帯がピンク色の絨毯(じゅうたん)のようになります。





 ある林の奥では、他の野草と競いながら、サクラソウの花が数輪ずつ点々と咲いています。すぐに他の草陰になりそうな感じです。

 ニリンソウも日が射すと花を開き、存在感を示します。以前は辺り一面がニリンソウという場所がいくつもあったのですが、最近は群生地が減りました。湧き水の側に群生地がありました。



 ニリンソウの花が風に揺れて、きれいです。ニリンソウの名の通りに、花が2輪そろって出ています。

 今回残念だったことは、サクラソウなどの山野草の盗掘が目立つことです。林のあちこちに山野草をとった穴が開いています。困ったものです。標高の高い山の環境だからこそ、毎年咲くのだと思います。

 遅れていたスミレもあちこちに咲いています。早く咲くニオイスミレが薄いフジ色の花を見せてくれます。



 数種類のスミレが林の地面のあちこちを覆っています。その木漏れ日が入る林には、シジュウカラやヒガラ、コガラ、ホウジロなどのお馴染みの野鳥たちがよく鳴いています。

 佐久荒船高原は春霞のため、浅間山や妙義山、八ヶ岳連峰などがよくみえません。妙義山がいくらかはみえる時間帯があり、撮影してみました。

 佐久荒船高原と妙義山の間にある一連の低山は木々の緑が濃くなり、夏景色になり始めています。



 佐久荒船高原では現在、毎年訪れる春らしい風景が広がっています。何回経験しても、毎回、初春から春への変化は、日本の春の良さを再認識させてくれます。日本の四季の移り変わりの良さは、何ものにも代え難いものです。

佐久荒船高原の山麓は木々が芽吹いて、だいぶ春めいてきました

2011年05月21日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原はだいぶ春らしい景色になってきました。山道沿いに植えられたヤマザクラやサトザクラは咲き終わり、葉桜になり始めました。

 標高約1100メートルの佐久荒船高原では木々が芽吹いて新緑の葉を茂らし始めています。自然の森の中では、所々に野生のサクラの木があり、まだ咲いています。



 佐久荒船高原を新緑に染め始めたの木々の中で「フィーフィー」とやや奇妙な鳴き声でさえずる野鳥がいます。シジュウカラ(四十雀)などのカラ類の中ではやや大ぶりなゴジュウカラ(五十雀)です。そのゴジュウカラのつがいが現れました。枝のくぼみにある何かを食べて(飲んで?)いるような感じです。







 ゴジュウカラのつがいの1羽が時々、枝を離れますが、しばらくすると戻って来ます。

 咲き終わったフジザクラの木にコガラが来ました。やはりつがいです。



 佐久荒船高原に住む野鳥は本格的な春を迎え、“恋の季節”に入っているようです。

 5月下旬になり、ホトトギスの鳴き声も聞こえます。今年も佐久荒船高原にホトトギスがやってきたのです。このほかに、うるさく鳴くミソサザイの声も聞こえます。声の方向をだいぶ探したのですが、ミソサザイの姿は見つけられませんでした。佐久荒船高原の春はすぐに終わり、夏の姿になります。もうすぐ、木々の葉があつく茂ります。

群馬県富岡市のしゃくやく園ではシャクヤクが満開でした

2011年05月20日 | 季節の移ろい
 群馬県南西部に位置する富岡市郊外の「富岡しゃくやく園」では、シャクヤク(芍薬)の花が満開です。今年は春の訪れが昨年に比べてやや遅く、サクラの開花が遅れたように、富岡しゃくやく園のシャクヤクも5月の連休時はまだ蕾でした。

 5月中旬に入ってシャクヤクが花開き出したとニュースで見ました。5月下旬に入り、今日は群馬県南部は気温が上がり、一時は29度まで達した夏日でした。この暑さにシャクヤクの早咲き種は最盛期を過ぎている感じです。

 富岡市の郊外の上黒岩にある富岡しゃくやく園は、個人が運営する観光植物園です。約5000平方メートルの農地に、シャクヤク約50種類を5000株ほど植えてあるそうです。大部分のシャクヤクが開花し、華やかです。



 一重咲き、八重咲き、花の中央部のオシベが盛り上がったり、花びらと色が異なったりなどと多彩です。どれも豪華な大輪です。









 シャクヤクとボタ(牡丹)ンの花はそっくりです。葉をかき分けて茎を見ない限りは、花は見た目の違いが分かりません。シャクヤクは「草」で、ボタンは「樹木」なのだそうです。このため、シャクヤクは冬期には地上部が枯れるそうです。シャクヤクはボタンの台木として使われるっこともあるそうです。美人を示す表現として「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」といわれます。ボタンの方がシャクヤクよりも背丈が低いのでしょうか。

 日本では、シャクヤクとボタンとどちらの方が多く植えられているのでしょうか。何となくボタンの方が多いような気が感覚的にします。どちらも花を咲かせるまでは、手間ひまがかかりそうです。大人の園芸対象のような気がします。丹精込めた分だけ、きれいな花が咲くよう気がします。

 シャクヤクもボタンも漢方薬の原料だそうです。どんな味なのでしょうか。良薬は口に苦しなのでしょうか。

 富岡しゃくやく園はシャクヤクに加えて、カキツバタ、ジャーマンアイリス、ハナビシソウ(花菱草)、ポピーなども咲いています。多彩な花が咲く楽園のような雰囲気です。