ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

光技術系の国際展示会「OPTICS&PHOTONICS2012」に行って来ました

2012年04月25日 | イノベーション
 横浜市のパシフィコ横浜で開催された、光技術系国際展示会「OPTICS&PHOTONICS2012」(開催はレーザー学会など)に行って来ました。レーザー機器や赤外線・紫外線・可視光の応用技術などのさまざまな光技術が展示されています。

 展示会場を拝見して受けた一番の印象は、光技術の製品や材料、サービスなどの光技術系で、実に多くの企業などが事業を展開していることでした。浜松ホトニクスや島津製作所、HOYAなどの大手企業ばかりでなく、中堅・中小企業、ベンチャー企業など、実はあまり名前を聞いたことがない企業が出展していました(光技術は素人なので、企業規模は小さいが、この業界では有名な企業も多いのかもしれません)。欧米の光技術大手の日本法人やその販売代理店、韓国の企業など、多数の海外企業が日本市場で事業を展開していることも印象に残りました。



 光技術という高度な科学・技術やエンジニアリングなどを手がけるいろいろな企業が国内にそろっていることが、日本の製造業の事業基盤になっていることを再認識しました。日本企業などが持つ、いろいろな知識・知恵が高度な光技術を支えています。

 展示会で配布していた資料を拝見すると、レーザー機器は欧米の方が国際市場でのシェアは高いそうです。しかし、これだけ多彩な企業が光技術市場で事業を展開できるのは、それぞれ市場規模はニッチェと小さいが、独自技術が求められる高付加価値製品・サービスが求められている各用途・ニーズがあるからと推測しました。

 今回、期待した有名大学と大手企業が産学連携で創業させたカーブアオウト事業を展開する企業は、あまり事業が進んでいない感じでした。

 国際展示会「OPTICS&PHOTONICS2012」に行ったきっかけは、知り合いの方が経営してるセラミックスフォーラム(東京都)が炭化ケイ素の単結晶や窒化ガリウム(GaN)の単結晶、精密成型プレス用コンピュータシミュレーション(CAE=コンピューター支援のエンジニアリングソフトウエア)を展示しているとのご連絡をいただき、出かけました。

 窒化ガリウムの単結晶は、ポーランドのAMMONO社が水熱合成法によって作製した単結晶だそうです。



 2012年には、2インチ基板を販売できるようになったそうです。

 「SimPGM」は、精密プレス成形加工プロセスを、有限要素法をベースにして、ガラス転移点温度近辺の金型の弾性変形や、ガラスの粘弾性特性などを考慮して計算するエンジニアリングソフトウエアです。





 日本の光技術系を支えているさまざまな企業の事業展開を実際に目にして、日本の製造業の強みの一端を知ることができました。

近所で、アヤメ科アヤメ属の多年草であるシャガが咲き始めました

2012年04月23日 | 季節の移ろい
 近所の元疏水跡の小径で、アヤメ科アヤメ属の多年草であるシャガ(射干)が咲き始めました。元疏水の上に“フタ”をして小径にしたところの片隅に、シャガが多数育って、毎年、花を咲かせています。

 ソメイヨシノの木が満開を経て、桜吹雪となった陽気から、シャガがいつの間にか茎を伸ばし、多数の花芽をつけ、清楚な雰囲気の花を咲かせました。




 
 疏水の時は、多数のシャガが土手沿いに育っていたようです。現在は、ごく一部に残っています。

 この元疏水跡の小径以外にも、シャガは所々に残っています。でも、シャガの開花に気を留める方はあまりいないようです。

 先週訪れた、埼玉県比企郡ときがわ町の板東九番札所の古刹慈光寺は低山の山頂に建っています。その山頂を目指す参道2キロメートルの道ばたには、36種類・約400本のサクラの木が植えられています。4月中旬以降は、八重咲きのイチヨウ(一葉)とフゲンゾウ(普賢象)の花が咲き誇ります。

 そのサクラの木の根元には、シャガの大群落が何カ所かあります。先週時点では、シャガはごく一部が花を付けていました。



 もし、サクラの木や落葉樹などの林間に育っている、シャガの大群落がいっせいに開花すると、壮観な風景になる感じでした。山里の春の風景でした。

東京都霞ヶ関の財務省前で、ウコンというサクラの木が満開です

2012年04月22日 | 季節の移ろい
 東京都千代田区霞ヶ関の財務省の建屋の前で、ウコン(鬱金)というサクラの木の花が満開です。財務省の前に、ある程度の規模の“前庭”があり、いろいろな木が植えられています。

 霞ヶ関の財務省前の通りは、主要官庁が並ぶメーンストリートなので、多くの方が行き交っています。ほとんどの方が「桜がきれいに咲いているな」と思いながらも、そのサクラの木の種類に関心を持たず、急ぎ足で通過していきます。

 ウコンは、白色に少し緑色がかった八重の花が咲く桜の木です。花弁の数が約15~20枚の大輪の八重咲きの花です。





 ウコンの花が咲く時期はソメイヨシノの木の開花より、1週間程度遅めです。

 Webサイトで調べてみると、緑色がかっているのは、花弁に葉緑体を持っているからです。花の色は緑色が弱く、実際には淡黄色です。ウコンという名前は、ショウガ科のウコンの根を染料に用いた「鬱金色」に由来しているとのことです。

 東京都の中心部にもウコンの木は、何カ所かに植えられています。有名なのは、新宿区・渋谷区にまたがって広がる新宿御苑(環境省が運営)のウコンの木です。花の色が緑色で有名なサクラの木はギョイコウ(御衣黄)の木です。これも新宿御苑に植えられています。

 ウコンの木の近くに、濃いピンク色の八重咲きの花を多数付けたサクラの木もあります。通行人の注目度は、この八重桜の方が高そうな様子です。





 財務省前の通行人の注目度は、この八重桜の花の方が高そうな様子です。

 八重桜の花は落ち着いた感じです。東京都内の中心部では、サクラの八重桜が咲くと、サクラの開花時期は終焉を迎えます。春が次第に深まっていく季節の移ろいです。

日本語ワープロソフトウエアの「一太郎ポータブル」を購入しました

2012年04月21日 | 日記
 ジャストシステム(徳島市)の日本語ワープロソフトウエアの「一太郎ポータブル oreplug」を購入しました。USBメモリーに「一太郎」が格納されているので、パソコンのUSBポートに差すと、日本語ワープロソフトウエアの「一太郎」が使えるようになります。

 Windows版の最新バージョンは「一太郎2012(22)承」です。2012年2月10日に発売されました。その最新版の一太郎をUSBメモリーに収容し、持ち運び可能にしたのが「一太郎ポータブルoreplug」です。



 中央の“9の字”状のものがUSBメモリーです。

 何台かのパソコンを使っているため、ふだんあまり使わないパソコンには「一太郎」をインストールしていません。「一太郎」の漢字変換ソフトウエアの「ATOK」が入っていないパソコンでは、地名などの固有名詞が入力しにくいことが時々あります。これを解消するために、今回「一太郎ポータブル oreplug」を買ってみました(早くも値引きセールがあったからです)。

 日本語ワープロソフトウエア「一太郎」は、1980年代半ばから使い始めたとしか記憶していません。編集の仕事では、最初は手書きでしたが、すぐに富士通のワードプロセッサー「OASYS」を使うようになり、“親指シフト”を覚えさせられました。

 富士通の講習会に行かされ、約1時間かかってA4・1枚の文章をなんとか入力した記憶があります。この富士通のワードプロセッサーは10年ぐらい前まで、時々使っていました。プリンターが付いているので、すぐに打ち出せて便利だったからです(すべてのパソコンが無線LANでプリンターにつながっているシステムにはなっていないからです)。

 ところが、ワードプロセッサーを使い始めてから数年後に、NECの“98”パソコンが社内で標準装備となり、日本語ワープロソフトウエア「一太郎」を使い始めました。この当時は、ソフトウエアのインストールはパソコン上級者の方が担当していました。このため、最初に使った「一太郎」が「一太郎Ver.2」か「一太郎Ver.3」か分かりません。ソフトウエアの名前の「一太郎」を初めて知った時でした。

 いつの間にか、初級・中級レベルのパソコンユーザーはマイクロソフトのワープロソフトウエア「WORD」を使うようになり、上級者は自分が好きなテキストエディターを使うようになりました。
 
 私は「WORD」の使い方を覚えるのが面倒で、一度覚えた「一太郎」を使い続け、時々、バージョンアップしました。「まだ、一太郎を使っているのですか」と驚かれたこともありました。

 その内に、多くの方がプリインストールされた「Word」と表計算ソフトウエア「Excel」を使うようになりました。

 ジャストシステムは浮川和宣(うきがわ かずのり)さんが奥さんの初子さんと一緒に1979年7月にオフィスコンピュータの販売会社として徳島市で創業し、1981年6月に株式会社になったそうです。

 1985年8月に「一太郎」を発売し、その後は日本版ソフトウエアとして大ヒットします。2009年4月にジャストシステムが経営不振に陥り、キーエンス傘下に入ったことから、同年6月に社長から代表取締役会長に就任します。さらに同年10月には会長も辞任し、ジャストシステムから離れます。日本を代表するソフトウエアの起業家の経緯です。栄枯盛衰ともいえるのですが、浮川和宣さんは新しいソフトウエア会社を創業され、第二の栄光に向けて努力されています。

埼玉県ときがわ町の里山に咲くハナモモの木々は現在、満開です

2012年04月20日 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡ときがわ町は「花桃まつり」(花桃の会主催)を4月8日に開催しましたという話を、本ブログの4月9日編でご紹介しました。この時は「花桃まつり」の中心会場になった八幡神社の周囲の道沿いに植えられたハナモモの木は、大部分がまだ蕾でした。

 その「花桃まつり」会場の八幡神社を再び訪れました。「花桃まつり」の幟(のぼり)はもう飾られていませんでした。

 八幡神社入り口の鳥居の背後に植えられたソメイヨシノ並木は花が満開です。その手前にあるハナモモの木も花がほぼ満開です。



 やや濃い桃色の花を咲かせるハナモモの木も満開です。



 ハナモモの木は、同じ1本の枝にいろいろな色(桃や白、その絞りなど)の花を一緒に咲かせるものがあります。



 左手のハナモモの木は濃い赤色の花を咲かせています。



 ときがわ町は、季節ごとにさまざまな花を咲かせる、清流が流れる里山です。八幡神社を囲む低山は新緑の木々の中で、ヤマザクラの木が白い花が咲かせています。春の里山の景色です。