新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

マスコミによる高畑淳子吊し上げ

2016-08-27 08:35:20 | コラム
マスコミの加害者偏重報道と言うが:

昨26日は巨人が前日までにあろう事か阪神に三連敗したDeNAに、先発させた内海が1回裏から打ちまくられて6点も献上したので、ここはこれで勝負あったと決めつけてラグビーのトップリーグの開幕戦、ヤマハ対パナソニックに切り替えた。ラグビーはW杯とスーパーリーグだったかを散々見てきたので、トップリーグの最強だろう2テイームの試合を見ていても何となく迫力を感じなかったし、スピード感もなかったように見えた。この試合については別途触れようと思うが、兎に角巨人が負けて広島が勝ったことでゲーム差が10に広がって気分良く就寝した。

ところが、今朝はテレ朝を6時から見ていると何と例の高畑某の事件がらみで、母親の高畑淳子が記者会見した場面を延々と放映したので、些か幻滅だった。この会見を諸沢英道氏がやらずもがなと批判されたことは既に採り上げたが、私の今朝初めて見て全くその通りであると痛感した。確かにテレビ局が加害者側に焦点を絞る傾向があるのは不当だが、あの会見は私には加害者偏重と言うよりも古い言葉で恐縮だが「高畑淳子吊し上げの会」としか見えなかった。

今この部屋では音声だけが聞こえる日テレでも同じことをやっている。テレビ局はこれを如何なる目的で流すのだろうか。諸沢氏が指摘されたように被害者がたとえ見なくても、どのように思うかには全く配慮していないとしか思えない。誤った大衆迎合だろう。大衆に高畑を同情させて何になるというのだ。

さて、ラグビーである。私は経験者ではないラグビーを見る時には、主としてバックスのパスの展開に興味があるのだ。即ち、華麗にスピード感を見せて綺麗に#11か”"#14までパスが回っていくのは壮観であり、私にとってのラグビーの花であると思っているからだ。昨日はあれが大監督・清宮の立てた対パナソニック作戦で、鍛え抜いたFWの力でスクラムではパナソニックを圧倒し、反則を多発させ遂には反則退場者まで出させたところで、パナソニックの勝ちはないと見限った。清宮が試合前に「パナソニックに負けて優勝するよりも、勝って優勝できない方を選ぶ」と語ったというのが面白かった。

昨夜は解説が大畑ではなく薫田だったので聞く価値があったし、「ヤマハのスクラムの第1列の平均身長が相手よりも低い為に、下から持ち上げる力が強く反則を多く誘発させる」と言ってくれたのなどは有り難かった。私にとっての見所は、パナソニックの#14の山田章仁が綺麗な走りでトライを二つ記録したところにあった。彼はフットボールを経験したことで(偏見かな?)あの見事ななカットバック走法に磨きがかかったと思っている。



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