思い付くままにあれやこれやと:
ハリスかトランプか:
昨夜のPrime Newsでは木村太郎氏はトランプが圧倒的に強いと言っていました。ハリスは民主党内で正規の手続きを経ないで候補になったのが弱い点だし、何方からだったか「主張していることの中身が乏しいので」という辛辣な意見も出ていました。
兎角この世では「こうなって欲しくない」と思うことが実現するものですから、トランプの勝ちかと思いました。ここには理屈なんてありません、カンだけの話ですから。長年の友人でカリフォルニアに永住している友人もトランプの圧勝と見ていました。この原稿を書いている時点では未だ決着は付いていないようですが。
日本で「もしトラ」だと騒いでいるのは単なる空気でしょう。こちらに住んでいてアメリカでの争いの実態など分かる訳がないと思うのです。これは私の偽らざる感想です。
103万円の壁の関連で:
日本では国会議員たちよりも財務省が上位にあり、政治家を指揮しているようですから、国民にとって都合が良いような税金の制度にはならないのでしょうね。岸田さんだって「財務省のポチ」と呼ばれていました。玉木氏は壁を破った後に出てくると言われている問題のことを承知で言い出したのでしょうから、先ずは自民党の税調を説得できないと、鼎の軽重を問われるのでは。
アメリカの有名大学の修士号:
話は変わりますが、玉木雄一郎氏もハーバードの修士だったし、多くの元官僚の議員たちは皆修士号を持っているのには凄いなと感心します。尤も、国民民主党の榛葉幹事長は何処か中近東の大学出身でした。そういう高い学歴と言うのかマスターの学位は何かの役に立っているのでしょうか。アメリカの大学院でdebate力を高めてこられたはずです。十分に発揮されてお国の貢献してくれると良いのですが。
年俸(給与)の問題:
私はアメリカのことしか語れません。アメリカでは超富裕層の凄い生活振りばかり喧伝されているので、そうではない層の多くの人、特に非白人がいることは知られていないと言うか、取り上げられていません。だが、アメリカに行って見れば低所得者層でも広い土地に大きな家に住んでいることがあるので、アメリカ人は金持ちだと見えるのでしょう。土地の価格が違うのです。
ここだけの話ですが、我が事業部の技術サービスマネージャーは1エーカー(=1,200坪)の土地に住んでいました。また、多くのベニア板の工場長を歴任した技術者は、自分で建築した3階建ての広大な家に住んでいました。
彼等が言うには「転職か転勤を続け、その度に家を買っては売るのを続けていたら、高度成長期のアメリカでも多額の売買差益が出て、蓄財できたので立派な家に住めることになった」のだそうです。さらに、地方に住んでいれば土地も家も物価も安いので、経済的な苦労はないとのこと。日本とは大いに事情が違うのです。
大谷君のような凄い稼ぎが出来る連中の多くは、ビジネスのエスタブリッシュメントの世界には縁が無いような階層の人たちだと思っています。マスコミはそういうアメリカの事情を知っているのか、知らないのか、知っていても言わないのか「凄い、凄い」と言うだけではアメリカの階層の問題や格差の実態は、日本には伝わらないでしょう。
但し、会社側に属するサラリー制で途中入社の世界に年功序列も役職手当も何もなく、年俸は雇い主である事業部長との話し合いで決まるので、日本のような高い/低いという基準はありません。入社前の千差万別学歴と職歴と能力で決まります。故に、自分の年俸を部内の他者と比べても意味がないのです。要するに「日本とアメリカの給与を比較しても意味はないと思う」のです。