本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

一人の人間の命のかかった本。:松山情報発見庫#110

2005-03-14 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『あなたの手で平和を!』,フレドリック・ヘッファメール(著)

とうとう出版されました。
以前から僕が身近な人に口込んでいた。日本評論社から出版されるといっていた peace is possibleというほんの翻訳版だ。

今日この本を読破した。
僕が翻訳させていただいた箇所については後ほど3回に分けて取り上げることにするにして、
今回はこの本のドラマについて語りたいと思う。
この本を一緒にご指導の下、翻訳させていただいた大庭里美さん阿部純子さんは本当にものすごい技量の翻訳家の方だと思う。
そのことはこの本を読んでもらえれば人目でお分かりいただけるだろう。

この本は、中学生にも分かる。
ということをモットーに翻訳された。
翻訳本でこれだけ分かりやすい日本語の本はないだろう。
それだけあって、僕も一緒に翻訳に携わった時はやはりかなりハードな作業ではあった。

上で挙げた、大庭さん実は今はもう亡き人となってしまっている。
この本の最終段階が仕上がったときに、疲労とストレスもあってだろうクモ膜下出血で54歳の若さにして、この世を旅立ちになられた。まさに人生をかけた作品なわけだこの本は。

高橋哲哉氏の序文で始まり、ひたすら、読む人に希望とパワーを猛烈に与えてくれるこの本。

中学生、小学生で戦争って何で起こるのって思う人
大学生で政治を専攻している人
国際的な多様な視点から、戦争、平和ということを俯瞰したい人
最近元気のない人
希望を持ちたい人
何かを変えたい人
勇気が欲しい人
などなど
ありとあらゆる人に読んで欲しいです!!!

自分も翻訳に参加したからそういうわけではなく、本当にいい本だと思います。
ぜひ読んでみてください。
コメント (2)
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