実践する経営者―成果をあげる知恵と行動P.F. ドラッカーダイヤモンド社このアイテムの詳細を見る |
この本を読み進めていく上で感じたのが、いまの会社の社長が言っていることと大筋では一緒ということ。逆の観点から考えると、自分がドラッカーと、彼と同じ考えを持っていたとしたら、いかに、周囲がもどかしく、ばかに見えてしまうかということ。
ほっておけば、下がり続けるモチベーションを正念をいれ、がんばらなければならない。
第四部 イノベーションと生産性
現在:イノベーションが必要であり、そのチャンスもある。
○ イノベーションする会社-イノベーションに成功するには?
アイデアはイノベーションの元であり、アイデアをいのベー所にするにはどうすべきかという観点で考える。
イノベーションとは?
:顧客にとっての価値と満足の創造。
→起業家にとってのわなでもあるが、市場は予想外のところにあることも多い。
そのときに、その市場ニーズから、目をそらさず、主人公は自分ではなく、顧客であるという観点から、ニーズに対して、懸命にこたえることが必要。
○ イノベーションに成功する会社の考え方
会社が生き残るにはどれだけのイノベーションどれだけのイノベーションが必要かという観点を持っている。
《予算についての考え方》
a. 事業予算
・・・事業を悪化させないためには?
b. イノベーション予算
・・・これは正しい機会か?
《実行部隊についての考え方》
別部隊化:
イノベーションの成功には、多額な資金ではなく、
自らの身をささげ、仕事に駆り立てれた何人かの有能な人間が必要である。
また、自己規律・目標を持ち、撤退のタイミングも必要である。
イノベーションのためには、体制と行動が必要なのである。
◎ 研究開発にかかわる10の原理-自らを陳腐化させる
〔何を行うか?〕
① 新しい製品・サービスは、損益分岐点に達したその日から陳腐化する
② 自らの製品、サービス、プロセスを陳腐化させることが、競合による陳腐化を伏せ不唯一の方法。 Cfデュポンのナイロン市場
③ 研究開発は手段であるという観点
④ 組むべきプロフェッショナルの見極め
⑤ 研究開発はひとつの活動からではなく、カイゼン・展開・イノベーションからなる
〔いかに行うか?〕
⑥ 狙いは高く
ゴール・目標は、顧客の生活や事業に大きな違いをもたらすこと
⑦ 効果的な研究開発には長期的・短期的の成果がある
短期的なはずのカイゼンにおいても、長期的な成果の手がかりを見つけることが必要。
:2~3年ごとに、カイゼンの成果が何かと区的の応用、市場、プロセス、設計に集中していなかったかの点検が必要。
⑧ 研究開発はほかの活動と同時進行せよ
⑨ 廃棄のための判断基準を設けよ
:プロジェクトの体系的な廃棄
《タイミング》
a. 新しい改善が見られなくなったとき
b. 展開から新しい製品・サービスが生まれなくなったとき
c. 興味ある結果しか生まれなくなったとき
⑩ 3年後との成果の評価
○ 業務の生産性向上について
知的業務の2分類
A: 事務処理的業務
B: 保守管理的業務
二つはアウトソーシングの対象であるとともに、ひとつひとつの仕事の分析と再構成が必要である。
↓↓↓
[コスト削減のために]
コスト削減の唯一の手段は、断じてリストラではなく、仕事の再設計・改革である。
仕事の再設計の観点としては、「この仕事をやめたら、屋根は落ちるか?」という観点。