とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「輿論」と「世論」(朝日新聞「折々のことばより」)

2017-07-20 18:09:30 | 折々のことば
朝日新聞の7月20日の「折々のことば」

戦時動員された与論、すなわち「ヨロンと読まれる世論」を、いかにして討議可能な輿論(よろん)に復員するか 佐藤卓己

ログイン前の続き輿論と世論(せろん)がよくごっちゃにされる。輿論はパブリック・オピニオン、人々の討議を経て形成される市民の意見で、世論はポピュラー・センチメンツ、つまり大衆の間に醸しだされる感情。世間の気分や空気を映しだす「世論調査」が輿論へとすり替わっていないかと、メディア史研究者は問い、輿論の復権を説く。

「世論」という言葉をなにげなくよく使っていたが、間違った使い方をしていたのではないかと反省させられる。輿論は世論に流されて、いつのまにかみんなが正しいと思いながら間違った方向を向き始めているのではないか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする