弁護士の八代英輝氏がMCを務めるTBS「ひるおび!」で安倍首相が無料配布するとしたマイクについて次のように発言した。
「『いろんなドラッグストアに行っているけど、一度もマスクを買えず本当に困っている』と訴えられていた。批判の声は大きいとは思いますけど、その陰で感謝している方もけっこういらっしゃるのかなと思う」
世間一般の論理とかみ合っていないのはあきらかだ。マスクをもらえるのは確かにありがたいが、それには莫大なお金が必要なのである。政府がやるべきことはもっと大きな視点であるはずである。政治的にはもっと大切なことがあるというのが多くの人が批判している理由である。八代氏の言動はいわゆる「ごはん論法」と変わらない。次元の違うことを同列におく議論をしているのである。
八代氏は弁護士なのだからもっと論理的な思考ができるのかと思っていたが、今回の発言によって、実は場当たり的なコメントしかできない、政権芸者なのだということを証明して見せた。
しかも、こういう言い方をすればみんな納得するはずだという、庶民をばかにしたようなインテリ臭さが漂っている。この方も政権芸者なのだろう。