とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

八代英樹氏は弁護士なのに論理的な言動ができない

2020-04-04 21:15:06 | 社会
 弁護士の八代英輝氏がMCを務めるTBS「ひるおび!」で安倍首相が無料配布するとしたマイクについて次のように発言した。

 「『いろんなドラッグストアに行っているけど、一度もマスクを買えず本当に困っている』と訴えられていた。批判の声は大きいとは思いますけど、その陰で感謝している方もけっこういらっしゃるのかなと思う」

 世間一般の論理とかみ合っていないのはあきらかだ。マスクをもらえるのは確かにありがたいが、それには莫大なお金が必要なのである。政府がやるべきことはもっと大きな視点であるはずである。政治的にはもっと大切なことがあるというのが多くの人が批判している理由である。八代氏の言動はいわゆる「ごはん論法」と変わらない。次元の違うことを同列におく議論をしているのである。

 八代氏は弁護士なのだからもっと論理的な思考ができるのかと思っていたが、今回の発言によって、実は場当たり的なコメントしかできない、政権芸者なのだということを証明して見せた。

 しかも、こういう言い方をすればみんな納得するはずだという、庶民をばかにしたようなインテリ臭さが漂っている。この方も政権芸者なのだろう。
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なぜ田崎史郎氏がテレビにこんなに出るのだろうか。その理由を教えてほしい。

2020-04-04 12:42:53 | TV
 安倍総理が全世帯に無料配布するとしたマスクについて、田崎史郎氏が「安倍総理の周辺で考えて、政府にマスク班ってありましてね。それ40人ぐらいの官僚の方々が集まっているチームがあるんです。経済産業省とか厚労省とか総務省で。そこで考え出したアイデアなんです」と解説したそうである。

 40人の官僚がマスク班だなんてありえない話だ。しかもそのマスク班が考えたアイディアがこれなのだから、もはや日本政府は終わっているとしか思えない。

 そもそも田崎史郎氏は何者なのだ。政府広報としてテレビに出るのならば、そう明確に名乗ってほしい。政府の主張はなぜか言うのに、政府への批判については笑ってごまかすことができる立場というのはおかしい。

 なぜテレビは田崎史郎氏を呼びたがるのか。その理由が知りたい。

 最近は田崎史郎氏がいるだけでチャンネルを変えることにしている。
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「人間であるということは、自分には関係がないと思われるような不幸な出来事に対して忸怩(じくじ)たることだ。」(サン=テグジュペリ)

2020-04-04 06:24:12 | 折々のことば
 朝日新聞4月3日の「折々のことば」より。このことばについての鷲田清一氏の解説を引用する。
     
 忸怩たるとはここでは「責任を感じる」ということ。郵便物を搬送する飛行士が遭難した。看護にあたる僚友は、彼が「人間のあいだに新たに建設されつつあるもの」に自ら職務を通じて繋(つな)がっていると感じていたと言う。人々の歓喜や悲嘆と自分は無縁でないと。20世紀フランスの作家の自伝的小説『人間の土地』(堀口大學訳)から。

 自分に関係のないことに対しては責任を感じてはいけないというのが、現代的な考え方である。責任を感じてそれを口に出してしまえば、責任をとらなければいけないからだ。訴訟時代である現代は他人事を他人事にするように育ってしまう。

 しかし本来、人間というのは他人事を自分の問題として考えるから発展してきたのだ。この「当たり前」を改めて言葉にしなければいけない「現代」こそがいびつな時代なのだ。
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